主催催事「薪火の相伝ー景徳鎮現代陶磁作品展」を終えて

日中友好会館と江西省陶磁研究所主催「薪火の相伝-景徳鎮現代陶磁作品展」が、7月5日に閉幕いたしました。

本展では、陶磁器の産地として世界的に名高い江西省景徳鎮から、伝統技術を受け継ぎながらも自らの芸術を作り出している中国工芸美術大師の秦錫麟氏と弟子の邱含氏、陳敏氏の3名による陶磁作品約100点を展示しました。

開幕式には、出展者である3名が来日し出席し、中国大使館の陳諍文化参事官や輿水恵一衆議院議員らを来賓にお迎えしました。

開幕式後会場内では、邱含氏と陳敏氏による絵付けの実演が行われ、周りに多くの人が取り囲んで熱心に参観していました。「絵付けに使う顔料は?」など来場者から次々に寄せられる質問に、邱含氏と陳敏氏が快く応じてくださいました。

会期中の6月22日には復旦大学大学院博士課程在籍で現在、東京芸術大学大学院の特別研究生である楊小語さんを講師に迎え、「中国磁器史について」の講演会を開催。講演会後には交流茶話会を行い、楊さんを中心に聴講してくださった方々となごやかな時間を持つことが出来ました。

6月28日には、揚琴奏者の張林氏によるミュージアコンサートを開催しました。観客の方のほとんどが「今回初めて揚琴の実物を見た」とおっしゃっていましたが、一人の奏者で主旋律と伴奏を奏でることができる揚琴の華やかな音色に、皆が聴き入っていました。

 

本展は、「景徳鎮」というネームバリューもあり、17日間の会期中1615人(96人/日)と大変多くの方にご来場頂きました。明清時代の景徳鎮は有名ですが、それとはまた違った現代の名品を、長い時間かけてじっくり鑑賞している方が多くらっしゃいました。また、秦錫麟氏のことをご存知の日本人来場者も数組いらっしゃり、改めて「景徳鎮陶磁」の関心の高さを伺うことが出来た催事でした。

 (文化事業部)

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