「日中植林・植樹国際連帯事業」中国大学生友好交流訪日団 第1陣(地方間交流)

 2017年9月11日から9月17日までの7日間、中国大学生友好交流訪日団第1陣(地方間交流)(団長:黎林 福建省人民政府外事弁公室副主任、団長代理:陳国全 福建省人民政府外事弁公室国際交流処副処長)計50名が来日した。本団は、日中国交正常化45周年の節目の年に、各都道府県と友好交流都市提携を結ぶ地域の中国大学生を招へいするもので、第1陣は沖縄県と友好交流都市提携を結ぶ福建省の大学生で構成され、外務省が推進する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として実施した。

 

 訪日団は、東京・沖縄を訪問し、環境・防災に関するセミナー、関連施設等の訪問・視察を通じ、日本の同分野への理解を深めたほか、沖縄県那覇市で植樹活動を実施した。また、大学訪問や昼食交流会、日本文化体験などさまざまなプログラムを通じて沖縄県の人々と交流し、日本の自然、文化、歴史に触れ、包括的な対日理解を深めた。

 

植樹を含む、環境・防災に関する活動を実施

 都内では、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科の松岡俊二教授による「アジアの環境問題と国際協力」をテーマとしたセミナーを受講し、地球環境問題への対策と持続可能な発展のための国際的な施策と枠組み、日中間の環境協力の展開と今後の方向性について話を聞いた。その後、東京臨海広域防災公園で地震発生後の生存力をつける防災体験学習に参加し、日本の防災に理解を深め、命の尊さや自己責任について考えた。沖縄県では、県立芸術大学でカンヒザクラの苗木4本を日中両国の学生代表がペアになり植えたほか、環境学習としてさんご畑ガイドツアーに参加し、その生態と、近年減少傾向にある沖縄のさんごの現状、さんごを増やすための活動について話を聞いた。これらのプログラムを通し、美しい地球環境を次の世代へ受け継いでいくため、一人一人何ができるか環境保全活動の重要性を考える、意義深い活動となった。

 

友好交流都市、沖縄で多彩なプログラムに参加

 訪日団は沖縄県庁による歓迎セレモニーに参加したほか、県立芸術大学のキャンパスツアーで日本の大学生たちが染織物、陶芸、漆芸など沖縄古来の伝統芸術・文化を学び、新たな文化の創造に取り組む様子を見学した。また、沖縄科学技術大学院大学では、県内の豊かな自然を生かした環境モニタリング研究の発表を聞き、青い海が臨める素晴らしい環境のキャンパスで最先端の研究施設を視察した。

 また、県内7つの大学から集まった大学生約40名と一緒に、日本大学生による琉球舞踊と地謡を鑑賞し、昼食をとりながら自由に交流した。団員は皆、日本語専攻の学生ということもあり、それぞれの大学の様子、アニメや漫画、好きなアイドルなど、さまざまな話題で大変盛り上がり、同世代の親睦を深めることができた。そのほか、沖縄発祥の日本文化である空手の体験や、中国とゆかりの深い中国式庭園福州園やクニンダテラス、首里城や美ら海水族館を参観し、地方の魅力を体感した。

 

 団員からは、「日本の大学生と一緒に友好交流の桜の木を植えたことは、これから環境保護へ貢献していく強い決意の表れとなった」「沖縄県で人々が独自の文化を保護し、継承し発展させていくことに多大な努力を払っていることを深く感じた」「次の世代のために持続的な発展を目指す考え方は大変勉強になった」「日本の大学生は親しみやすく、共通の話題がたくさんあった」など、思い思いの感想が聞かれた。

本プログラムを通じて、団員一人一人が日中友好交流都市間の交流の一層の深化に向けて考え、防災・減災、環境保護の面で今後の生活に生かしていくことを心より期待する。

日程表

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