「JENESYS2017」中国社会科学院青年研究者代表団第2陣

 2017年10月15日から10月22日までの日程で、「JENESYS2017」中国社会科学院青年研究者代表団第2陣(団長=黄群慧・中国社会科学院工業経済研究所 所長)24名が来日した。本団は、中国社会科学院に所属する青年で構成され、外務省が推進する「JENESYS2017」の一環として招聘された。

代表団は「グリーン経済」をテーマとし、東京・京都・大阪にて訪問・視察を行い、関係者と交流したほか、政治、文化、世界遺産などの参観、日本文化体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

日本の環境保全と経済・社会の成長について体感

 一行は東京で、環境省によるグリーン経済に関する政策についてブリーフを受け、政府が進める環境産業支援や環境技術の開発などの方策について理解を深めた。東京大学公共政策大学院では相互発表を行い、日本の低炭素社会に向けた動向を理解するとともに、中国の現状と実践を紹介し、双方の研究内容について認識を新たにする機会となった。東京都下水道局より都内の再生水事業の説明を受けた後、芝浦水再生センターと品川シーズンテラスを視察し、官民連携プロジェクトで、社会に広かれた機能と運営による環境配慮型オフィスビルについて見学した。

東京での専門交流を終えた代表団は京都へ移動し、京セラ(株)を訪問。同社が行っている環境に対する取り組みの紹介を受け、企業努力や工夫を理解することができた。京都大学大学院では、双方の研究内容の発表と意見交換を行い、環境イノベーションやグリーン発展について幅広い理解の促進となった。(公財)地球環境産業技術研究機構では、システム研究グループの研究概要の紹介を受け、バイオやCO₂などの研究グループ実験室を見学し、最新の温暖化対策技術の開発現場を知るきっかけとなった。各訪問先で活発に交流や質疑応答が行われ、日本の環境保全と経済成長について多面的に学ぶことができ、実り多い訪問となった。

 このほか、国会議事堂、東京都庁、清水寺、三十三間堂、大阪城等の参観や、日本の生活やおもてなしに触れるなど、日本の魅力を満喫した。

 

 8日間の日程を終えて、団員から「日本のグリーン経済の技術や成功例は中国でも生かしたい」「施設や建築物に対しても環境保護や節約を考慮していて、とても参考になった」「日本ではグリーン経済を推進している企業が多く存在していて、企業の社会に対する責任感や環境意識の高さの表れだと感じた」「日本人は皆礼儀正しく友好的で感動した」など、多くの感想があった。団員それぞれが訪日で得た成果を今後の研究や職務に生かしていくとともに、日中友好のために貢献してくれることを期待したい。

 

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