若き津波防災大使(日中植林・植樹国際連帯事業)

 2017年11月4日から11月9日までの6日間、世界25カ国・地域の高校生と引率で構成される「若き津波防災大使」一行174名(高校生149名、引率25名)が来日した。中国は海南省から海南中学の7名が参加した。

 訪日団は、沖縄県宜野湾市で開催された「世界津波の日」2017高校生島サミット in 沖縄への参加や、宮古島、石垣島での活動を通じて、日本の津波の歴史や地震・津波への備え等の防災・減災の取り組みについて学んだほか、沖縄県でのさまざまなプログラムや地域の人々との交流を通じて、日本の豊かな自然、文化、歴史に触れ、日本と日本人の魅力についても理解を深めた。

 

宮古島・石垣島スタディツアーとフィールドワーク

 滞在中、2班に分かれて実施した宮古島と石垣島でのスタディツアーでは、宮古島市・石垣市の防災への取り組みについて学び、地元の高校生と津波被害跡地の視察をしたほか、明和の大津波慰霊碑に献花を行った。また、島内の県立高校を訪問し、それぞれの国の文化紹介やスポーツ交流等を通じて、異文化を学び友好を深めることができた。更に、フィールドワークとして沖縄県立宜野湾高等学校の生徒と合同で実施した高台避難訓練は、いざという時おのおのがどのような行動をとるべきかを考えるきっかけとなった。

 

「世界津波の日」2017高校生島サミット in 沖縄に参加

 11月7日~8日の二日間にわたり開催された「世界津波の日」2017高校生島サミット in 沖縄には、日本の高校生106名も加わり、世界26カ国・地域の高校生255名が参加した。このサミットは、2015年12月に国連で制定された「世界津波の日」(11月5日)の啓発イベントの一環として、2016年11月に高知県黒潮町で開催された高校生サミットに続く第2回目として開催されたもので、安倍晋三総理からメッセージが寄せられ、二階俊博自由民主党幹事長や江﨑鐵磨内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)、小此木八郎国土強靭化担当大臣・内閣府特命担当大臣(防災)、翁長雄志沖縄県知事らも出席した。開会式では、海外高校生より、サミット前日に参加したスタディツアーの報告も行われた。分科会では、自国の取り組みや今後の課題等について発表し、各国高校生が「自然災害にどうやって立ち向かうのか」という世界共通の課題について真剣に議論した。また、日本と海外の高校生が共同で琉球松の記念植樹を行い、総会ではサミットの成果として「大使ノート」を発表した。外務省と日中友好会館が主催した「若き津波防災大使」の歓送交流会には、各国大使のほか多くの関係者が出席し、日本高校生と共にサミットやスタディツアーを振り返りながら訪日の成果を分かち合った。

 今回来日した25カ国・地域は多くが島しょ国、または沿岸災害被災国であり、これまで津波をはじめさまざまな自然災害の脅威にさらされた歴史を持つ。参加高校生たちが本プログラムを通じて学んだそれぞれの地域での防災の知見と地震津波の脅威を後世へ語り継ぎ、将来、各国で防災・減災分野におけるリーダーとして活躍し、国境を越えて手を取り合い協力していくことを心より期待する。

日程表 参加者の感想

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