「日中植林・植樹国際連帯事業」日中環境法律交流代表団

 2018年4月8日から4月15日までの日程で、日中環境法律交流代表団(顧問=渠濤 北東アジア民商法律研究センター 主任)が来日した。本団は、北東アジア民商法律研究センターに参加する若手の法律学者・専門家で構成された計26名で、外務省が実施する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として招聘した。

 代表団は、東京、山口、福岡を訪問し、関係機関の訪問、座談会・セミナーへの参加、関係施設の訪問・視察を通じて、日本の環境に対する取り組みについて学んだほか、防災関連施設を訪問し、日本の防災対策について学んだ。また、福岡県北九州市で植樹活動に参加した。

 

日本の環境に対する取り組み、防災対策について学ぶ

 代表団は東京で日本弁護士連合会を訪問し、座談会に参加した。日本側が「公害・環境訴訟における不法行為論」についてプレゼンテーションを行った後、中国側が「中国における環境問題と不法行為の動向」についてプレゼンテーションを行い、質疑応答を行った。また、東京大学を訪問し、大村敦志法学部教授より「日本における環境私法の発展」についてセミナーを受け、公害・環境問題について理解を深めた。

 地方訪問は山口県を経由して福岡県へ移動し、北九州市エコタウンセンターを訪問した。北九州市の環境産業振興戦略について説明を受けた後、ペットボトルリサイクル工場と風力発電施設の視察を行い、日本の環境に対する取り組み、リサイクル事業について学んだ。

また、防災分野の視察として東京臨海広域防災公園を訪問し、災害発生時の対応や、避難所での生活・課題について学んだ。

 

北九州市皿倉山で、植樹活動

 代表団は北九州市皿倉山の桜ひろばで植樹活動を行った。晴天に恵まれ、林野庁九州森林管理局、北九州市建設局担当者による指導のもと、ソメイヨシノの苗木15本を植樹した。

 

 そのほか一行は、東京で最高裁判所、国会議事堂、パナソニックセンター東京、東京タワー、皇居二重橋、浅草、印刷博物館を、山口で秋芳洞、瑠璃光寺を、福岡で門司港レトロエリア、小倉城、TOTOミュージアム、太宰府天満宮を視察・参観し、さまざまな角度から日本の魅力を満喫した。8日間を通して、包括的な対日理解を深め、日本に対する関心を高めるきっかけとなった。

 

 ほとんどの団員は初来日だったが、プログラムを通じ、「日本弁護士連合会座談会では公害訴訟の経験を聞くことができ、弁護士として貴重な経験となった」「東京大学でセミナーを聴講し、日中の考え方の違いがわかって良かった」「北九州市は過去に公害問題を経験したが、現在はきれいな海や空気になっているのを見て、中国も頑張れば環境を改善できると希望が持てた」「今回の植樹活動をきっかけに日中の友好交流が益々発展することを期待している」などの感想が聞かれた。

日程表 参加者の感想

ページトップへ