平成23年度中国青年代表団第1陣

 「21世紀東アジア青少年大交流計画(日中21世紀交流授業)」の一環として、6月29日から7月6日まで平成23年度中国青年代表団第1陣(総団長=倪健・中華全国青年連合会常務委員、中国国際交流協会副秘書長)が来日した。一行は青年指導者68名、経済31名、メディア32名、環境保護(生態保護対策)34名、映画、テレビ関係者35名、対日観光関係者34名、教育関係者35名、司法関係者35名で構成された計304名。同団の派遣は中華全国青年連合会、受け入れは当財団が担当した。司法関係者分団は当財団が実施、その他の分団は、それぞれ他団体に実施を委託した。
 東京滞在中の6月30日夕方には、代表団の歓迎レセプションを開催。江田五月・法務大臣、環境大臣、日中友好会館会長、伴野豊外務副大臣、近藤昭一環境副大臣をはじめ、7名の国会議員、多くの来賓、受入団体関係者が出席し、賑やかに行われた。また、大学生中心のエイサーグループ「新風エイサー」が、沖縄の伝統民族舞踊を披露。南国の風をおもわせる緩やかな三線の調べと唄、そして力強い太鼓の響きは一同を魅了した。代表団からは、歌とチャン族の伝統舞踊の3演目が披露され、いずれも華やかな舞台となった。
 各分団は東京及び福井、愛知、兵庫、新潟、山梨、京都、大阪、長野で、視察・交流に参加。それぞれ分団のテーマに沿ったセミナーや日本青年との交流会等を通し、日本理解を深めた。

司法関係者分団が日本の若手司法関係者や一般市民と交流
当財団が受け入れを担当した司法関係者分団(分団長=羅智波・四川省党委員会政法委員会政治部副主任、一行35名)は、最高人民法院、最高人民検察院幹部をはじめ各地の司法関係者により構成され、東京都と愛知県を訪問した。 専門交流として、東京で法務省と最高裁判所を訪問した。法務省では江田五月・法務大臣を表敬訪問し、アットホームな雰囲気の中写真撮影をし、団員全員が大臣と握手を交わした。最高裁判所では法廷見学とブリーフに参加。質疑応答でさまざまな質問が出され、日本と中国の司法制度の違いについて理解を深めた。また、日本弁護士連合会、日中法律家交流協会会員と懇談の機会も得、日本の弁護士制度の紹介を受けたり、若手弁護士と交流昼食会を行い、活発な意見交換を行った。愛知県では名古屋刑務所を訪問。概要説明を受けた後、受刑者の宿舎、作業場等の戒護区域を視察した。普段は入ることのできない戒護区域内部の説明に、団員たちは熱心にメモを取っていた。

 このほか、愛知県では長久手町国際交流協会ボランティアとの交流会に参加した。2005年に愛知万博の開催地となった長久手町にある「愛・地球博記念公園」をボランティアと散策しながら、交流や写真撮影を楽しんだ。その後は浴衣や法被を着つけてもらい、七夕飾りや盆踊りを体験し、日本の夏祭りの雰囲気を味わった。
 また、名古屋市内の南山大学訪問では、学生と座談会を行った。就職や学校生活のことなどを質問し、日本の一般の大学生の考え方を知る機会となり、また大学生側からも団員に、日本に来た印象や中国と日本の違いは何か、などの質問が出た。最後は全員で「世界に一つだけの花」を中国語で合唱し、楽しい交流会となった。
 このほか、滞在中には中央防波堤埋立処分場、明治神宮、陶磁資料館、リニモ体験乗車、トヨタ元町工場など、日本の環境、歴史、文化、科学技術、経済等に関する参観・体験を行い、専門分野以外にも幅広く日本を理解する訪日プログラムとなった。
 7月5日に東京で行われた全分団合同の歓送報告会には、張成慶中華人民共和国駐日本国大使館参事官や遠山茂外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官らが出席。各分団から集められた日本滞在中の交流写真を纏めたスライドショー上映は大変盛り上がり、会場が一体となった。また中国側の団員が活動の成果を報告、パフォーマンスも披露し、盛会のうちに訪日を締めくくった。
 大きな病気や怪我をする団員もなく、代表団一行は8日間の日程を終え、7月5日全員無事に帰国した。本事業の実施にご協力いただいた外務省、中国大使館、受入関係機関等の皆様に厚く御礼申し上げたい。

(総合交流部)

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