「JENESYS2018」中国高校生訪日団第1陣

 2018年9月4日から9月12日までの9日間、2018年中国高校生訪日団第1陣(団長=王慧 貴州省教育庁 労働組合主席)が来日した。本団は、貴州省・吉林省・重慶市から選抜された高校生と引率の計199名で、外務省が実施する対日理解促進交流プログラム「JENESYS2018」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京都をはじめ、コースまたは分団に分かれて熊本県・千葉県・大阪府・奈良県・兵庫県を訪問し、さまざまな分野における日本の魅力・強みを体感したほか、高校訪問やホームステイでの交流を通じて、同世代および一般市民との友好交流と相互理解を深めた。

 

AI技術の発展と未来への影響について学ぶ

 本団は、「AI技術の発展と未来への影響」をテーマとし、セミナーでは㈱ドワンゴ ドワンゴ人工知能研究所の山川宏所長より「人工知能の進化:現状と未来への展望」というテーマで講義を受けた。講義ではAI技術の概念と現状、課題点についてわかりやすく解説を受け、質疑応答ではAIをどのように管理していけば良いか、AIが感情を持つ可能性があるか、自動車の自動運転の実用化について、など活発に質問が出た。

 また、テーマに関する視察先として、千葉工業大学東京スカイツリータウンRキャンパス・未来技術体験アトラクションゾーンを視察した。災害対応ロボットや、多目的乗用車、国際宇宙ステーション長期観測システム、AIによる画像認識システムなどに関する展示を視察し、日本が誇る最先端技術について理解を深めた。

 

高校訪問で授業・部活動参加と同世代交流

 学校交流は、前半に熊本県・大阪府・奈良県の6校、後半に千葉県・奈良県・兵庫県の5校を訪問。各校とも多彩なプログラムが準備され、温かく迎えられた。さまざまな授業や部活動に参加したほか、歓迎会や交流会では日中の高校生がパフォーマンスを披露したり、お互いの文化や学校生活を紹介した。当初、緊張していた高校生たちも、英語や筆談、ジェスチャーを駆使してお互いのことを知り合い、楽しい時間を共有し、理解を深めた。兵庫県の1校は残念ながら当日の大雨警報による休校のため、訪問がかなわなかったが、担当教諭が宿泊先に挨拶に訪れてくれた。

 

各地でさまざまな日本文化を体験

 また、各分団ともそれぞれ日本文化理解を深める体験を行った。熊本県では勾玉づくりや万華鏡作りなど、地域の特色ある体験をしたほか、奈良県では飛鳥地区でホームステイを体験し、遺跡めぐりや寺社仏閣参観、ホームステイ先での家事手伝い等を通して、一般市民との交流を深めることができた。

 

 帰国を前に中国高校生からは、「セミナーを聴講し、未来を担う私たちは、新しい世界を創造していかなければならないと感じた」「参観をとおしてAI技術が医療、災害救助などで応用されていることが理解できた」「日本の高校生の笑顔と温かいもてなしに感激した。言葉は通じなくても、互いの心は繋がっていると感じた」「ホストファミリーと過ごした時間は短かったが、一生の思い出になった」「帰国後は、日本での体験をSNSなどを通じて、友人や家族に共有したい」など思い思いの感想が聞かれた。

日程表

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