主催展「上海現代竹彫刻精品展」を終えて

日中友好会館と上海工芸美術博物館主催の「上海現代竹彫刻精品展」(会期:2月1日~2月25日)は、22日間の会期で2,014人(91.5人/日)の方にご来場頂き、大好評のうちに閉幕となりました。心よりお礼申し上げます。
本展では、中国の第一次国家級無形文化遺産として登録された上海嘉定地区に伝わる竹彫刻の無形文化遺産伝承人のひとり・張偉忠さんの作品を中心に、現代の工芸士13名による嘉定の竹彫刻85点を展示しました。
2月1日の開幕式は雪まじりの天気となりましたが、来日した竹彫刻の工芸士や上海工芸美術博物館の館員の他、中国大使館公使参事官・蔡紅氏や日本工芸会会長で元文化庁長官の吉田茂氏をはじめとする多数のご来賓にご出席頂きました。

テープカット 中国大使館公使参事官・蔡紅氏(左4)、元文化庁長官・吉田茂氏(右3)

テープカット 中国大使館公使参事官・蔡紅氏(左4)、元文化庁長官・吉田茂氏(右3)


式中には、同じく中国の竹文化のひとつである竹笛の特別演奏が日本人奏者の高久美智子氏によって披露され、日中両国そしてジャンルを超えた共演となりました。開幕式後には、来日した竹彫刻家の王順建さんと朱淑紅さんの2名による制作実演を行いました。

制作実演の様子

制作実演の様子


本展は会期中に中国のお正月である春節を迎えましたが、ちょうどその日にあたる2月16日には琵奏者の何晶さんによるミュージアムコンサートを開催しました。事前申込制でお席を用意していましたが、人気が高くすぐに予定の数を上回るお申込みを頂いたため、席数を大幅に増やしましたがそれでも当日は多くの立ち見の方が出るなど大盛況となりました。立ち見の方をはじめ、ご来場の方にはご不便をおかけしてしまいましたが、何晶さんと琵琶の音色の美しさに魅了されていらっしゃった様子でした。

琵琶のミュージアムコンサート

琵琶のミュージアムコンサート


また、中国グッズがあたる抽選会も会期中のイベントとして開催しましたが、予定していた2月15~18日の4日間に加え、最終週の2月24、25日の2日間にも開催しました。
本展の展示作品の竹は温湿度に敏感なため、美術館の温湿度管理を24時間体制で行ったり、全展示ケース内に水を入れたコップを入れるなどして、いつもの展覧会より作品保護に気を配りました。また、アンケートでの意見を参考に、会期中に出来る範囲ではありますがディスプレイの修正を行いました。
今後も展示作品の保護と来場者の観覧しやすさを大切にし、中国文化をご紹介する展覧会を開催していきたいと思います

 (文化事業部)

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