2011日本青少年訪中代表団第1陣

北京歓迎レセプション 池坊華道会パフォーマンス

北京歓迎レセプション 池坊華道会パフォーマンス

 2011日本青少年訪中代表団第1陣(総団長=中野譲外務大臣政務官)が10月12日から18日の日程で訪中した。中国側は中華全国青年連合会が受け入れを担当し、当財団が派遣実施を担当した。代表団は行政・国会議員、友好団体、経済、地方交流、ミス日本、ポップカルチャー、メディア、教育関係者、環境・省エネ、文化の青年で構成された462名で、北京のほか河南省、四川省、湖北省、湖南省、広東省、吉林省、遼寧省、上海市を訪問した。北京では13日、天安門広場、故宮博物院を見学した後、少数民族文化園にて少数民族の文化を体験した。同日夜には北京飯店で開催された歓迎レセプションに参加した。懇談中には文化分団の茶道裏千家の参加者から日中代表者にお茶がふるまわれた。後半では日中双方の出し物があり、日本側は文化分団の池坊華道会から生け花パフォーマンスを、中国側は民族舞踊、歌、カンフー劇を披露し、盛況の中、終了した。
 14日からは分団ごとに4コースに分かれて中国各地を訪問し、中国青少年と交流を行った。

Aコース(行政・国会議員・友好団体)【河南省(鄭州)-四川省(成都)コース】

少林寺参観(Aコース)

少林寺参観(Aコース)

 行政・国会議員分団23名と友好団体分団81名は、河南省、四川省を訪問した。河南省では、行政・国会議員分団はコミュニティーを訪問し、幹部及び住民と意見交換を行い、友好団体分団は、青少年心理電話相談センターを併設する青少年宮を訪問した。また、全体で新農村建設のモデルである馬渡新村の訪問や、名高い少林寺の参観や少林寺拳法の演武を鑑賞した。
 四川省では、四川大学を訪問し、小グループに分かれ自由に座談交流を行った。日本に対する印象、四川大地震の際の大学の対応、将来の進路、学生生活について等さまざまな質問が出て時に談笑する姿が見られた。
 最終日の夜には歓送会が催され、日中双方から歌や伝統芸能等のパフォーマンスが披露され、賑やかな雰囲気の中、別れを惜しんだ。

Bコース(経済・地方交流)【湖北省(武漢)-上海コース】

東華大学で大学生と意見交換(Bコース)

東華大学で大学生と意見交換(Bコース)

 経済分団51名と地方交流分団125名は湖北省、上海市を訪問した。湖北省へ移動した後、武漢にて分団ごとに、武漢鋼鉄公司と東風汽車集団股N有限公司を参観したほか、青年企業家および旅行業関係者とそれぞれ意見交換を行った。
 また湖北省博物館や黄鶴楼、東湖、辛亥革命記念館を参観し、内陸の地、湖北省の文化・歴史について学ぶことができた。とくに今年は辛亥革命100周年にあたるため、記念館の訪問は団員にとって意義深いものとなった。
 上海では、東華大学を訪問し、小グループに分かれて日本語学科の学生と交流を行った。話題は学生の生活や、進路希望、結婚観から、日本に対する印象、また中国政府に対する見解など多岐に及び、どのグループも和やかな雰囲気のなか、活発に意見交換を行った。
 最終日の夜には歓送会が催され、最後には日本側も中国側も一緒になって全員で肩を組み、「乾杯」を熱唱して、賑やかに訪中を締めくくった。

Cコース(ポップカルチャー・ミス日本・メディア)【湖南省(長沙)-広東省(深圳)コース】

湖南藍猫マスメディア有限公司訪問(Cコース)

湖南藍猫マスメディア有限公司訪問(Cコース)

 ポップカルチャー分団46名とミス日本分団30名、メディア分団25名は湖南省(長沙)、広東省(深圳)を訪問した。北京でポップカルチャー分団は北京電影学院を訪問し撮影スタジオ等を見学、関係者と交流を行った。
 長沙では、ポップカルチャー分団が湖南藍猫マスメディア有限公司を訪問し、中国アニメ制作現場を視察し、関係者と交流を行った。お互い同じ分野で仕事をする者同士、作業の分担や制作方法、納期、キャラクターライセンスに至るまでさまざまな質問が出された。
 ミス日本分団は湖南師範大学・工学院服飾学部を訪問し、中国側は学生モデルによるショーを、ミス日本は有志3名によるウォーキングを披露した。メディア分団は湖南衛星テレビ局、瀟湘新聞社を訪問し、編集者や記者らと意見交換を行い、報道機関の在り方について率直に意見を交わした。また、全分団で毛沢東にゆかりの深い湖南大学を訪れ、分団ごとに関連する分野を専攻する、志高い学生達と交流を図った。

深セン歓送会(Cコース)

深セン歓送会(Cコース)

 深圳ではポップカルチャー分団、ミス日本分団は深圳大学で学生の多彩なパフォーマンスを楽しみ、交流会では日本のアニメに関する質問が多く出された。メディア分団は、国内でネットユーザーの80%が利用しているという成長著しい中国最大のインターネット企業、騰訊公司を訪問し、若い企業家の話に耳を傾けた。
 深圳での最終日の夜には盛大に歓送会が催され、その後総勢300名が動員される壮大なナイトショーを楽しみ、団員一同は中国側の心遣いに感激した。

 

Dコース(教育関係者、環境・省エネ、文化)【吉林省(長春)-遼寧省(大連)コース】

大連79中学・小学部訪問(Dコース)

大連79中学・小学部訪問(Dコース)

 教育関係者分団22名と環境・省エネ分団23名、文化分団33名は、吉林省、遼寧省を訪問した。吉林省長春に移動した後、まず中国最大の自動車グループの一つである中国第一自動車集団を訪問し、生産ラインや紅旗自動車記念館を見学した。翌日、教育関係者分団は、日中共同で設立した日章学園長春高校を訪問し、授業見学の中で日本語を学ぶ生徒達と交流した。将来日本への留学を考える生徒からは熱心な質問が次々と出された。環境・省エネ分団は汚水処理場を訪問し、処理施設や沈殿池を見学。現場担当者より丁寧な説明を受けた。文化分団は、東北師範大学美術学院を訪問した。アトリエ見学に続いて行われた学生との意見交換では、中国の学生より日本のアニメに対する高い評価が聞かれた。
 大連では、教育関係者は大連市79中学・小学部を訪問。全校生徒が参加する休み時間の体操や授業を見学、日中教師座談会では率直な意見交換を行った。環境・省エネ分団は、徳昌エネルギー環境発展有限公司を訪問し、中国の環境問題に関心の高い団員からは数多くの質問が出された。文化分団は、アニメ産業基地を訪問。多岐にわたる活発な意見交換の後、東京芸術大学の学生が制作したアニメのDVDをプレゼントした。歓送会では、日中の青年が司会を担当し、日中あわせて7つのパフォーマンスが披露された。すっかり仲良くなったボランティアの学生と写真を撮ったり、連絡先を交換したりする姿があちこちで見られた。
 一行は10月18日に中国各地から帰国した。団員からは「各訪問先で熱烈歓迎を受け感激した」、「同年代の中国青年と忌憚なく意見交換ができた」、「今回出会った中国の方々と今後も交流を続けていきたい」、「初めて日中交流事業に参加したが、今後もこのような活動が継続されることを希望する」といった声が聞かれ、大きな成果を得ることができた。
 今回の訪中にあたりご尽力いただいた外務省、中華全国青年連合会ほか関係機関の皆様に厚くお礼申し上げたい。

(総合交流部)

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