「日中植林・植樹国際連帯事業」2018年度中国大学生訪日団第2陣

 2019年3月10日から3月17日までの8日間、2018年度中国大学生訪日団第2陣(団長:王 占起 中国日本友好協会 副秘書長)計120名が来日した。本団は天津市、河北省、上海市、四川省の大学生・大学院生・引率で構成され、外務省が実施する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京・鹿児島・宮崎で、防災に関するセミナーや環境・防災関連施設の視察、植樹活動を行い、日本への多面的な理解を深めた。また、大学への訪問、ホームステイ等のプログラムを通じ、同世代の大学生や一般市民と交流した。

 

日本の環境・防災の取り組みを学ぶ

 訪日団は、国立研究開発法人防災科学技術研究所 気象災害軽減イノベーションセンター長 島村誠氏より「防災技術の社会実装―鉄道林の歴史と施業技術―」というテーマで講義を受け、研究所の概要、鉄道林の機能、防災技術の活用等について説明を受けた。

 また、第1分団(天津市、河北省)はしながわ防災体験館、第2分団(上海市、四川省)は東京都環境公社埋立処分場、宮崎東諸県広域防災センターを視察した。東京都環境公社埋立処分場では大都市におけるごみ処理のしくみについて学んだほか、宮崎東諸県広域防災センターの視察では、消火訓練、起震車での地震体験、濃煙体験等を行い、日本で行われている防災教育についても理解を深めた。

 

東京・鹿児島で大学訪問・交流

 第1分団は上智大学を訪問。環境政策とケーススタディをテーマに模擬授業を受講したほか、同大学生の案内でキャンパスツアーを実施した。また、鹿児島では鹿児島大学を訪問し、森林環境と防災をテーマに模擬授業を受講したほか、キャンパスツアーを実施し、学生と交流した。

 第2分団は法政大学を訪問。日本の自然と生物多様性の保全をテーマに模擬授業を受講したほか、日中学生の交流会、キャンパスツアーに参加し、日本の大学の雰囲気を味わった。

 

鹿児島・宮崎でホームステイ体験、ホストファミリーと一緒に植樹活動

 第1分団は鹿児島県出水市で、第2分団は宮崎県小林市でホームステイを実施した。団員はピザ作りや、ミカン狩り、家事手伝い、周辺観光など、各家庭で日常の学生生活では味わえない貴重な体験をしながら、温かい雰囲気の中ホストファミリーと交流し、日本人の生活について理解を深めた。

 また、両分団ともホストファミリーと一緒に植樹活動に参加した。第1分団は出水駅前で陽光サクラ2本を植樹した。第2分団は小林市緑ヶ丘公園でコナラ1本、ヤマモモ1本を植樹した。

 

 そのほか、東京の日本科学未来館、お台場、パナソニックセンター東京、皇居・二重橋、東京タワー、浅草寺等の参観や、鹿児島での出水麓武家屋敷群、仙巌園・尚古集成館の参観、宮崎での青島、鵜戸神宮の参観等を通して、先進技術や日本各地の文化、歴史に触れ、多面的な対日理解を深めた。

 団員からは、「ホストファミリーと一緒に樹を植えた。この樹が日中友好の証になることを期待したい」「日本の学生との交流やホームステイを通して、より深く日本の社会、環境、風俗習慣等を知り、理解することができた。日本で知り合った友人たちと連絡を取り続けていこうと思う」「日本人の環境保護・防災意識の高さを、帰国後、周りの人々に伝えていきたい」などさまざまな感想が聞かれた。

日程表

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