主催展「漆×絵画のハーモニー 蓮福美術館蔵中国漆画展」を終えて

日中友好会館美術館では、1 月24 日から2 月19 日の会期で「漆×絵画のハーモニー 蓮福美術館蔵中国漆画展」を開催し、1,300名を超えるお客様にご来場いただきました。「漆画」は漆を用いて描く絵画です。
おもに工芸作品に用いられてきた漆芸の技法が絵画に応用され、新たな絵画ジャンルとして確立されたのが1984年。
それ以来、「漆画」は中国において重要な芸術表現の方法として発展してきました。

貝殻、卵殻、金銀錫の粉、彩漆など、多様な素材を自由に巧みに用いるこの芸術は、漆ならではの表現と絵画の組み合わせから生まれるハーモニーが魅力となっています。
しかし、日本ではまだあまり知られておらず、今回、漆画の魅力を日本に伝えることを目的として本展を企画しました。

展示作品はすべて、中国国内で初めて誕生した漆画専門美術館である蓮福美術館(福建省厦門市)のコレクションです。中国国内の美術展受賞作家の作品を中心に、いままさに活躍している作家の作品41点を選びました。
また、中国漆画に影響を与えてきた、漆画を国画とするベトナムの作家の作品も2点展示しました。

開幕式

開幕式

 

ギャラリートーク:漆画の制作話や各地域の作品の特徴などの丁寧な解説がありました。

ギャラリートーク:漆画の制作話や各地域の作品の特徴などの丁寧な解説がありました。

多彩な漆画作品をじっくり見てもらうため、会場内の各コーナーに色シールを置き、作品の人気投票を行いました。
投票のために何度も作品を見返す来場者も多く、「シールを貼るのも楽しかった。お気に入りを見つけることができた」などと好評でした。

人気投票 第1位「静寂」(作・葛長華)

人気投票 第1位「静寂」(作・葛長華)

 

人気投票 第2位「秋の帰牧」(作・蘇国偉)

人気投票 第2位「秋の帰牧」(作・蘇国偉)


会期中、出展画家の周榕清氏によるギャラリートークとワークショップ「漆絵体験」、茶芸師を招いての「中国茶芸講座」、古琴奏者を招いてのミュージアムコンサートと、さまざまなイベントを開催しました。
さらに、旧正月期間の初日である2月5日から5日間、中国グッズの抽選会を行いました。

漆絵体験「漆絵体験」ワークショップ。講師の周榕清先生も参加者も真剣です。

漆絵体験「漆絵体験」ワークショップ。講師の周榕清先生も参加者も真剣です。

中国茶芸講座。中国茶芸師による中国茶の紹介や茶芸の披露、四種類の中国茶の飲み比べ体験もあり、参加者はお茶の香りと充実した時間を満喫しました。

中国茶芸講座。中国茶芸師による中国茶の紹介や茶芸の披露、四種類の中国茶の飲み比べ体験もあり、参加者はお茶の香りと充実した時間を満喫しました。

多くのお客様に足を運んでいただき、2月19日に無事に閉幕。作品を展示して漆画を紹介するだけにとどまらず、一連のイベントを通して、広く中国文化に出会い、展覧会を多角的に楽しんでいただくことが出来ました。
文化事業部として、今後も魅力的な中国の文化を幅広く紹介していきます。どうぞご期待ください!

《アンケート抜粋》

・漆を使用した現代的絵画を見たのは初めて。大変良かった。

・若いアーティストが高技量で感服した。

・卵殻を使った漆画の絵の表情がよかった。

・1点1点絵がきれいだった流石です、やはり中国はすごい。

・日本の漆器は知っているが、漆画は初めて知った。わざわざ見に来た甲斐があった。もっとPRして多くの日本人に知ってほしい。

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