「日中植林・植樹国際連帯事業」北京大学学生訪日団

 2019年7月21日から7月27日までの7日間、北京大学学生訪日団(団長:高静 北京大学 青年団委員会 副書記)計95名が来日した。本団は、北京大学で学ぶ大学生・大学院生で構成され、外務省が実施する「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京・大阪・奈良・京都にて、環境・防災に関するセミナーや関連施設の視察等を行い、植樹活動を行った。また、大学訪問および民泊で日本の大学生や市民と交流し、対日理解を深めた。

 

日本の環境・防災の取り組みについて学ぶ

 環境・防災に関するセミナーでは、東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻の池内幸司教授より、「水関連災害の防災・減災対策」について講義を受けた。気候変動により激甚化する水害対策は、日中両国共通の課題であり、環境・防災の両面からどのように取り組みを進めるべきか、深く考える機会となった。また、都内では有明水再生センターを視察し、水環境を守るための徹底した下水の浄化処理や再利用を行う施設を視察したほか、しながわ防災体験館にて消火器・消火栓体験や応急救護体験を行い、防災訓練や身近で訓練を体験できる啓発施設の重要性を再認識した。

 

大阪大学訪問や奈良飛鳥で植樹活動と民泊体験

 日程後半は関西へ移動し、さまざまな活動を行った。大阪では大阪大学を訪問し、同学接合科学研究所の藤井英俊副所長による「鋼を溶かさず溶接する」をテーマとした特別講義を受けたほか、同学学生とグループワークを行い、賑やかに交流を深めた。奈良県飛鳥地域ではホームステイを体験し、自然豊かな環境の中、日本の家庭の素朴な雰囲気を味わうことができた。また、明日香村近隣公園にて、ホストファミリーとの友好の証しに、ヤマボウシの木を3本植樹した。

 

 団員からは、「セミナーや関連施設の視察を通じ、環境保護や防災・減災の取り組みの重要性を改めて実感した。日本の取り組みを手本に学びたい」「グループワークでは、日中の学生の考え方・感じ方を互いに知ることができた」「大学での講義では、最先端の研究内容を聞くことができ、刺激を受けた」「ホストファミリーが応援してくれる中で、楽しく植樹活動を行うことができた」「ホストファミリーが家族の一員として温かく迎えてくれ、嬉しかった。一緒に朝日を見に行き、忘れられない思い出になった」など、思い思いの感想が聞かれた。

 本団の団員の専攻は文系理系を問わず多岐にわたり、セミナーや大学での講義、各視察先では、それぞれの視点から幅広い質問が出された。今回の経験が団員に新たな気づきを与え、今後の学業や将来の仕事に生かしてくれるものと期待している。

日程表

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