日本青年上海万博訪問団が訪中、中国館などを視察

団員と大合唱する菊田外務大臣政務官(中央)と盧雍政中華全国青年連合会副主席(左3)(於:歓迎宴)

団員と大合唱する菊田外務大臣政務官(中央)と盧雍政中華全国青年連合会副主席(左3)(於:歓迎宴)

 日本青年上海万博訪問団(総団長=菊田真紀子外務大臣政務官)が2010年10月27日から30日の日程で上海市を訪問した。中国側は中華全国青年連合会が受け入れを担当し、当財団が派遣実施を担当。訪問団は大学生代表、都道府県代表、友好団体代表で構成された677名で、上海万博を視察したほか、上海市内の博物館や大学、港湾、企業の参観などを行った。訪中前に発生した尖閣諸島での問題による日中情勢を受けて訪問先の変更があったが、中国側の周到な配慮の下で各種活動に参加することができた。
 一行は10月27日に成田、羽田、中部、関空、福岡の各地から上海へ出発。翌28日は終日、上海国際博覧会を視察した。朝は通常9時開場のところ、人気の中国館をスムーズに見学するため、8時から入場が許された。まず全員で中国館を見学した後、グループに分かれて、テーマ館や各国パビリオンを視察、日本館も見学した。団員からは、絢爛豪華な中国館のダイナミックさに感激するとともに、「改めて日本の良さを実感した」「環境をテーマとした展示が多くて驚いた」「各国のハイテク技術に感動した」などの感想が聞かれた。園内を効率的に回るため、中国側がすべてバス移動で手配してくれたこともあり、皆7~8つのパビリオンを回ることができた。
 万博を見学後、上海国際展覧中心にて歓迎レセプションが開かれた。挨拶に立った中華全国青年連合会の盧雍政副主席は、「中日両国がともに発展するための希望は青少年に託されている」と青少年交流に対する期待を述べた。日本側からは菊田総団長のほか、泉裕泰在上海日本国総領事らが出席した。
 29日はグループに分かれて上海市内を参観。東方明珠テレビ塔や上海博物館で大都会・上海のダイナミックな景色と歴史的文物を目の当たりにした後は、洋山深水港やサイエンスパークの紫竹園区、上海交通大学など、一般の観光ツアーでは見ることのできない場所を訪問。団員は同行してくれた現地のボランティア大学生の説明なども聞きながら、興味津々の様子で見学していた。
 帰国日の10月30日、日本は台風による悪天候に見舞われた。成田空港に到着する予定だった一部団員の搭乗予定便がキャンセルとなり、約250名が急きょ上海で一日延泊することとなった。しかし、中国側が迅速にサーカスやコンサート鑑賞を手配してくれたおかげで、団員にとっては予測外のアクシデントも、より深く中国を理解する一助となったようだ。翌31日には、成田、関空、中部に分かれて全員無事に帰国した。
 同訪問団は、2010年5月31日に行われた鳩山由紀夫総理(当時)と温家宝総理の首脳会談において、中国政府の招待により、日本青年の代表1,000名を上海万博へ派遣すると合意し、これに基づき実施されたもの。当初9月21日から24日の訪中を予定していたが、当時の日中情勢に配慮した中国側からの申し出により延期し、翌月、中国政府より外務省に対し改めて招待の通知があり、再度実施が決定された。当初参加予定だった988名のうち、約7割の団員が参加した。
 今回の訪中にあたりご尽力いただいた外務省、中華全国青年連合会ほか関係機関の皆様に厚くお礼申し上げたい。

(総合交流部)

日程表 参加者感想文

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