新時代を担う日中友好の架け橋に

日中青少年交流事業 参加者のその後のストーリー(第13回)

 日中青少年交流事業の過去の参加者の方に、それぞれの「その後」のストーリーをうかがう当企画。

 今回は、2019年の中国大学生訪日団に参加し、現在日本への留学を目指して勉強中の周子涵(しゅう しかん)さんのインタビューを紹介します。

周子涵さん プロフィール

上海師範大学 影視(映画テレビ)伝播学院 ラジオ・テレビ演出専攻。大学2年生のとき、「日中植林・植樹国際連帯事業」2019年度中国大学生訪日団第2陣に参加。3年生になった現在は、日本への留学を目指して勉強中。

 

 

 

自分の専門分野から派生する多くの可能性を感じた大学生同士の交流

 

― 訪日活動の最大の収穫は何でしたか?

 

周:学校訪問・交流を通じて、日本の大学の講義方法や雰囲気が中国の大学とは異なることを知り、もっと深く日本の社会・文化を理解したいと思いました。

 

― 訪日中に見聞きしたことはその後の生活、学業、就職、仕事の方向性を決めるのに役立ちましたか?

 

滋賀県日野町でのホームステイ
ホストファミリー、団員と一緒に(一番右が周さん)

周:以前からずっと日本の文化にとても興味があり、日本語も独学で勉強していました。この訪日で、中日の映画・テレビ芸術分野の大学生が交流する場を得たことで、自分の専門分野から派生するより多くの可能性を感じることができ、日本の修士課程に進学しようと決心しました。

 

― 現在計画していることや将来の目標はありますか?

 

周:大学卒業後、日本の修士課程に進学する予定なので、いまは日本語能力試験や専門分野関連の勉強等をして準備を進めています。

 

― 日中青少年へのメッセージをお願いします。

 

周:中国と日本は文字から社会的習慣に至るまで似ている点が多く、西洋諸国と比べると交流する上での障害ははるかに少ないと言えるでしょう。しかし、私たちは自分と似ている人から長所を学ぶことを疎かにしがちです。中日両国の若者が交流を深め、先入観をなくしてほしいと心から思います。あと、中国のタピオカミルクティーは本当に安くておいしいですよ!