「JENESYS2021」第2回日本・香港高校生オンライン交流
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実施概要実施日 : 2021年12月21日(火) 15:55~17:00 主 催 : (公財)日中友好会館 協力機関: 香港特別行政区政府教育局 参加者 : 香港・順徳聯誼総会翁祐中学の高校生 35名、 日本・熊本県立東稜高等学校の高校生 35名 内 容 : 互いの学校や地域の紹介、グループ交流、部活動紹介など
実施方法: Web会議システム「Zoom」を使用したオンライン交流
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コロナ禍下で対面での交流が叶わない中、日本と香港の高校生がオンラインによる交流を行いました。本交流は、高校生ならではの視点・感性を発揮しながら、互いの国・地域や学校生活の紹介、ディスカッション等を通じて、相互理解と友好促進を図ることを目的として実施しました。
生徒代表挨拶、学校・地域紹介 日本の代表生徒は中国語で、香港の代表生徒は日本語で挨拶をしました。その後、香港高校生がクイズなどを交えながら、香港の文化や教育制度などについて紹介し、日本の高校生は阿蘇山や熊本城、くまモン、いきなり団子など、熊本の文化や名所を紹介しました。
グループに分かれて直接交流 参加生徒は、約10名ずつ7グループに分かれて交流しました。冒頭、日本側と香港側から各々あらかじめ決めておいたテーマ(授業、学校と周辺環境、制服や部活動、校内活動など)について、PPTを使って紹介しました。その後は、自由に英語で会話を楽しみ、香港高校生は日本の学校にプールがあることに驚き、逆に日本高校生は香港の学校にプレイルームのような施設があることに驚くなど、双方の学校生活の違いなどの話題で盛り上がりました。 |
プログラム①香港高校生代表挨拶 ②日本高校生代表挨拶 ③香港及び香港の高校生活紹介 ④熊本県紹介 ⑤グループ交流 7グループに分かれて、日本高校生と香港高校生が学校生活や部活動などのテーマについて発表した後、自由に交流した
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参加者の感想
【香港高校生の感想】◆ 順徳聯誼総会翁祐中学 高校生 より多くの日本文化を知ることができました。交流はとても楽しく、おしゃべりする中で日本の生徒の興味を知り、SNSの連絡先を交換しあって友情を深めました。
◆ 順徳聯誼総会翁祐中学 高校生 体育の授業で3キロ走があるとか、プールが設置されているなど、日本の学校の環境や生徒の日常生活をより一層理解することができました。
◆ 順徳聯誼総会翁祐中学 高校生 収穫、気付いたこと:香港と日本の文化の似ているところと似ていないところ。若者に流行している文化が似ているところ(使っているSNS、見ているアニメ)。グループ報告を準備する際のメンバーとの協力・分業の方法。日本語を使う自信。
◆ 順徳聯誼総会翁祐中学 高校生 同年齢の日本の人と交流できるというのは本当に貴重な機会で、私は漫画やアニメからではなく、交流から日本人の本当の日常、例えば日本人のクリスマスの過ごし方、課外活動、学校環境などについて知りました。また、それによって異国の文化がわかり、視野を広げることができました。
◆ 順徳聯誼総会翁祐中学 高校生 交流では、熊本県で最も高い山など、日本のことをたくさん学べました。日本の生徒と交流する中で、毎日学校に通って何をしているのかもわかりました |
【日本高校生の感想】◆ 熊本県立東稜高等学校 高校生 香港の高校生は、幼稚園に通っているぐらいから英語と広東語を勉強すると聞いてすごく驚いたし、うらやましいと思いました。今回交流した高校生は、すごく積極的にコミュニケーションをとっていて、私は積極性がないので見習いたいと思いました。自由に交流する時間には、お互い質問をしあったりして、趣味について話したりして、とても楽しかったです。同じアイドルグループを好きな子もいて、とても話が盛り上がりました。香港の高校生の子たちはすごく英語が上手で、自信もあるような感じだったので、私も自信を持てるぐらい英語をたくさん勉強しようと思いました。Instagramも交換したので、これからたくさん話して仲良くなりたいです。もっといろんな人と交流してみたいと思いました。
◆ 熊本県立東稜高等学校 高校生 初めて香港の人と交流をして、すごく楽しかったです。香港の文化について教えてもらった中で一番印象に残っているのは、せっかちな人が多いということです。日本は比較的“間”を大事にすることが多いと思うので、逆だなと思いました。あちらの学生と質問の時間を取ったときに、日本のアニメやマンガについて良く知っていたことに驚きました。
◆ 熊本県立東稜高等学校 高校生 香港の高校生がプレゼンテーション全体に発表する時、日本語をとても上手に話していてビックリしました。クイズ形式で内容もとても分かりやすくまとめてあって、聞いていてとても楽しかったです。グループ発表では、学校、生活の事を詳しく説明してくれて、様々なことが知れて勉強になりました。日本との違いや、文化なども知れておもしろかったです。プレゼンテーションが終わった後の自由な交流では、香港で今流行しているゲームやYoutuber、お菓子などを教えてもらいしました。一番盛り上がった話題は、音楽、アイドルについてでした。K-POPアイドルで好きなグループが一緒だったり、日本のアーティストYOASOBIなど国が違っても盛り上がることができて嬉しかったです。
◆ 熊本県立東稜高等学校 高校生 私は香港についてあまりよく知らなかったので、香港の高校生と交流できることをとても楽しみにしていました。はじめにあった香港の文化の紹介で、香港へ興味を持ちました。グループに分かれての交流では、香港の学校についてのプレゼンテーションをしてくれました。制服や学んでいる教科などが日本とは違って驚きました。みんな日本語がとても上手で、「何年間勉強している?」と尋ねると、「7年間です。」と答えてくれました。日本語の授業が一番楽しいと言ってくれて、私まで嬉しくなりました。私は学校で中国語を学んでいるので、中国語の話題になったときに「我的汉语老师是中国人。」と言ってみると、理解してくれたようで嬉しかったです。香港の高校生たちは英語も日本語もとても上手で、私に良い影響を与えてくれました。また機会があれば交流したいです。
◆ 熊本県立東稜高等学校 高校生 私は今回の「JENESYS2021」第2回日本・香港高校生オンライン交流で学んだことは、日本と香港には言語以外にもさまざまな違いがあるということです。例えば、私たちは校則で、スマートフォンの校内使用禁止や、髪型の自由度があまりないなど、校則での縛りが多くありますが、香港の生徒にはあまり日本のように校則での禁止がないと聞きました。その他にも、毎日食べているものの違いや、学校に行く時間など、いろいろな面で違うということを学びました。 |