新時代を担う日中友好の架け橋に

「JENESYS2021」第4回日中大学生対話(オンライン交流)

 

 ※写真はクリックすると拡大します

日中の大学生が楽しく意見交換

 日中の違いについて質問

 

実施概要

[実施日]  2022年3月9日(水)15:30~18:05

[参加者]    中国(安徽省)大学生14名、

                 日本大学生12名

[内 容]    テーマ別のグループ懇談

[実施方法] Web 会議システム「Zoom」を使用し

                 たオンライン交流

[主 催]   (公財)日中友好会館、

                 中国日本友好協会

[協 力]       日中学生交流連盟

[後 援]      (株)朝日新聞社

 

 「日中大学生対話」は、2018年度から実施するプログラムで、第1回、第2回は、日中大学生が東京で一堂に会してテーマに基づきディスカッションを行いました。2020年度の第3回は対面での交流が難しい状況にあったため、オンラインでの実施となり、第4回となる今回もオンラインで実施しました。日中大学生が一つの議題について率直に懇談することを通じて、両国に対する相互理解を深めると同時に、日中関係がすでに「学生同士が未来の日中協力のために胸襟を開いて意見交換を行う」段階にあることを、対外的にもPRする機会とします。

大学生ならではの視点で意見交換

 Z世代の特徴やメリット・デメリット、両国の介護事情や介護に対する考え方、日中の文化の魅力や発信方法など、3グループがそれぞれグループテーマについて、率直に意見を出し合いました。懇談後、各グループから懇談の成果が発表され「Z世代はメインの文化や趣味だけではなく、さまざまな文化を作り出している世代。文化がより一層発展し、いろいろな意見が受け入れられる世の中になればよいと思う」「介護意識を高めるため、社会福祉の学習や高齢者との交流などの活動促進を図っている。これからの介護を支える意識を若者は持っているので、若者に期待してよいと思う」「文化を多角的に考え、1つの文化だけでなく、他の文化と融合させて発信すれば、自国の文化の魅力を伝えられると思う」などの意見があがりました。

他グループのテーマについても興味津々

 質疑応答・意見交換では、参加者から他のグループに対し「日本では介護の仕事はきつく、従事する人が少ないのが問題になっているが、中国ではどうか」「中国では介護は家族が行うということだが、世代や地域によって考え方は変わるか」「現在、中国のアニメも日本に進出しているが、日本人はどのくらい知っているか」などの質問があがりました。

プログラム

① 趣旨説明

② 対話の流れに関する説明

③ グループ懇談(使用言語、テーマ)

  1グループ:日本語

     「Z世代は日中両国において、どのような変化を

      もたらしたのか、もたらし得るのか」

  2グループ:日本語

     「日中両国の介護事情と若者の介護意識」

  3グループ:中国語

     「日中両国の文化的魅力を世界に届けるために

      何が必要か」

④ 懇談の成果発表

⑤ 質疑応答・意見交換

⑥ 感想・講評

 

 

参加者の感想

【中国大学生の感想】

◆安徽大学 学生

今回のオンライン交流で新しい友人がたくさんできたほか、新たな知識も得ることができました。グループ2のメンバーとして、日本の大学生と高齢者介護について話をしたことで、日本の高齢者介護の現状や中日の違いについて理解することができました。ディスカッションはとても白熱して、新しいことを学ぶことができました。このような交流の機会が増えてくれれば嬉しいです。今はコロナ禍ということもあり、中国も日本も生活に少なからず影響が出ていると思います。一日も早く収束し、美しい日本をこの目で見に行きたいです。

 

◆安徽大学 学生

今回のオンライン交流で、日本の大学生と顔を合わせながら話ができたことは、とても貴重な経験だったと思います。話をして相手のことをより理解できたし、私たちについてどう思っているかも分かり、よりよい交流ができました。

 

◆安徽大学 学生

日本の大学生の考え方は具体的・客観的で、一つの問題についていくつもの答えを持っていることが多く、思考力に長けていると思います。また、中国文化にも強い関心を持っていました。中日大学生の友好交流は、両国の友好関係強化だけでなく、若者に知恵や活力をつけることにも繋がるため、これからもっと多く開催して欲しいと思います。

 

 

【日本大学生の感想】

◆大学生

1時間という限れられた時間で集中して議論を進めることが出来て良かったです。また事前ディスカッションテーマも事前にランダムに設定していただいたおかげで、自身の知らない分野を日中両国の視点から学ぶことが出来、勉強になりました。

 

◆大学生

日中両国の介護事情と若者の介護意識についてのテーマでディスカッションをしたのですが、事前に資料で調べたことと、実際現地にいる人の声を聞くとことでは情報の説得力が違うと痛感しました。

 

◆大学生

 中国と日本の文化の違いを深められ、価値観が広がりました。とっても貴重な経験になりました。学生同士で活発に意見交流をすることができ、充実した時間になりました。

 

◆大学生

同じ年齢層の異なるバックグラウンドを持つ学生と交流ができて、すごく有意義な時間でした。今後もこのような機会がありましたらぜひ参加したいです。