平成24年度中国高校生訪日団第1陣

2012年8月19日から26日の日程で、平成24年度中国高校生訪日団第1陣(団長・黄穎 中国教育部国際合作交流司 副巡視員)が来日した。外務省が実施する「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として、中国の吉林省、遼寧省、内蒙古自治区から学生219名、引率30名から成る計249名が来日し、外務省訪問、セミナー、早稲田大学キャンパスツアー、歓迎会に参加した後、宮城県を訪れ、東日本大震災被災地への訪問を通し、日本の震災からの再生に関する理解を深めたほか、東京と神奈川で学校交流を行い、日本の高校生と友情を育んだ。

東日本大震災被災地~宮城県名取市、岩沼市、山元町、松島町を訪問
訪日団一行はキズナ強化プロジェクトに基づき、宮城県名取市、岩沼市、山元町を分かれて訪問した。名取市では復興が進む閖上地区、がれきが残る宮城県農業高等学校旧校舎を訪れ、津波の破壊力の大きさを実感した。岩沼市では、仮設住宅や集団移転促進事業予定地、工業団地等を車窓見学し、がれきを活用してつくった防波堤や、海浜緑地公園跡を見学し、復興の取り組みに理解を深めた。山元町では、山元町中浜小学校旧校舎を訪れ、当時の話を聞いた。生々しい津波被害の傷跡を目の当たりにした高校生達は、自然災害の脅威を実感したようだった。
また、全員で、多賀城市総務部交通防災課より「東日本大震災に学ぶ-多賀城の被害状況」をテーマに講義を受けた。当時の状況、震災を通じて学んだこと、震災対策について話を聞き、自らの辛い経験を語った講師に励ましの拍手が送られ、高校生達にとって意義ある時間となった。

充実した学校交流
学校交流は東京と神奈川の4校で行われ、いずれも温かな歓迎を受けた。
東京都立大田桜台高等学校では、アットホームな雰囲気のなか、歓迎会、校内見学、茶道体験、交流会を通じ、日本高校生と友好を深めた。東京都立町田総合高等学校では、日本文化の体験授業として、華道と和太鼓に挑戦した。お別れの場面では涙を流す生徒も見られた。神奈川県立神奈川総合産業高等学校では、機械、バイオ、環境学習室といった特色ある教室を見学し、交流会を行った。最後に「上を向いて歩こう」を合唱し、言葉の壁を越えて友好を深めた。大東文化大学第一高等学校では、部活動見学と、家庭科、茶道、華道、卓球、書道の授業体験に分かれて行い、家庭科で白玉あんみつを日本高校生と一緒に作り、和やかな雰囲気のなかで親睦を深めた。
生徒たちはどの学校でも最初は緊張の色が見られたが、アニメや音楽などのポップカルチャー、学生生活など同世代共通の話題で盛り上がり、皆笑顔に溢れ、充実した時間を過ごした。

そのほか一行は、群馬県で谷川岳や天神平展望台をはじめとした大自然を満喫したほか、ガラス工芸や藍染め体験を通し、日本の伝統文化の一端に触れるなど、さまざまなプログラムを実施し、包括的な対日理解を深めた。本団の受け入れにご協力下さった関係機関・関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

2012年9月
公益財団法人 日中友好会館
総合交流部

日程表  参加者の感想   被災地での活動の様子(外部サイト)

 

 

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