平成24年度中国社会科学院青年研究者代表団第1陣

   7月22日から7月29日までの日程で、平成24年度中国社会科学院青年研究者代表団第1陣(団長=黄暁勇・中国社会科学院研究生院院長)計50名が来日した。中国社会科学院は、中国の哲学・社会科学の最高研究機関で、本団は有望な若手研究者で構成される。本招聘事業は平成22年度に始まり、これまでに6回、計約300名が訪日しており、今年は外務省が実施する「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として招聘した。
代表団は「社会制度設計」をテーマに活動し、2分団に分かれて、それぞれの専門テーマ「中央と地方」「社会と法」に関するブリーフや交流などに参加した。

福島県喜多方市・宮城県仙台市、松島町、東松島市、名取市を訪問
 一行は、キズナ強化プロジェクトに基づき、東日本大震災被災地を訪問した。「中央と地方」分団は福島県喜多方市を訪れ、山口信也市長表敬のほか、福島第一原子力発電所の事故の風評被害による観光や農業への影響と復興への取り組みについてブリーフを受け、職員と意見交換を行った。その後、アスパラガスの選果場、自家用野菜の放射線量検査場、アスパラガス農家訪問等農業関係の現場を視察し、更に、大熊町からの避難住民の被災体験を聞くとともに、交流夕食会に参加した。団員数名が被災地を訪問しての感想を述べ、被災地に対し力強い励ましを送った。
「社会と法」分団は東北大学にて研究者や大学院生と交流したほか、東松島市の法テラス東松島を訪問し、法テラスの被災者支援について説明を受けた後、相談室などの設備や、法テラス号(相談車)を参観した。名取市では、津波の被害が大きかった閖上地区を視察したほか、仮設店舗の閖上さいかい市場では、復興へ向けて力強く歩み始めた様子をうかがうことができた。

さまざまな角度から対日理解を深める
被災地訪問のほか、東京・大阪・京都では、テーマに関する交流や参観など、多彩な活動を行い、包括的な対日理解を深めた。
総務省、政策研究大学院大学、大阪大学大学院、株式会社大阪工作所では「中央と地方」に基づくプログラムを実施し、さまざまな角度から日本社会への考察を行った。法務省、日本弁護士連合会、京都地方裁判所、同志社大学では「社会と法」という視点から、専門家や研究者との交流や、ブリーフ・参観などを行い、日本の法曹領域について、具体的に見聞きすることができた。
また、東京都庁にて震災対応や復興支援のブリーフを受けたほか、国会議事堂、パナソニックセンター大阪、京都市内を参観した。これらの活動は、今後の研究や生活において、日本に関心を向けるきっかけとなったようだった。
本団の受け入れにご協力下さった関係機関・関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

(総合交流部)

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