平成24年度日中次世代幹部交流訪日団第1陣農業視察団

 9月9日から9月16日までの日程で、平成24年度日中次世代幹部交流訪日団第1陣農業視察団(団長=張玉香・中国農業部副部長)が来日した。日中次世代幹部交流訪日団は、中国国家行政機関および企業の中堅幹部を訪日招聘することにより、日本に対する理解を増進させ、日本青年との交流を通じて日中両国青年間の友好を促進し、中国の行政および企業の上層部に次代の日中関係に貢献しうる一群を形成することを目的とする。
  今年は、外務省が実施する「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト」の一環として実施。第1陣として116名が来日し、東日本大震災の被災地への訪問とともに「農業」をテーマに活動した。

東日本大震災被災地~岩手県一関市、大船渡市、陸前高田市を訪問
 代表団一行は、キズナ強化プロジェクトに基づき、岩手県一関市、大船渡市、陸前高田市を訪問した。
一関市では、一関市農政課によるブリーフの後、バスごとに4地区に分かれ、農村地帯を視察した。複数の集落営農組織を合併し、県内最大規模の農事組合法人を立ち上げた地区を視察したり、伝統舞踊、農家民泊や農村風景を観光資源として地域復興に取り組む地元住民たちと交流したりした。また、代表者が勝部修一関市長を表敬訪問した。
 大船渡市では、行政、企業、農業協同組合の各担当者から、当時の震災体験および復興に向けての取り組みについて講義を受けた。陸前高田市では、震災後に地域産業の復興を図るため導入されたドーム型植物工場グランパファーム陸前高田を視察。また語り部ガイドから説明を受けながら、甚大な津波被害を受けた市庁舎跡地、奇跡の一本松跡地などを視察した。
 いずれの場所でも、復興に向け力強く進む人々の姿に、団員は深く感銘を受けていた。

「農業」を訪日テーマに
 被災地訪問の他、東京と北海道では、農業をテーマとする講義や視察等、多彩な活動を行い、包括的な対日理解を深めた。
 農林水産省、名古屋大学教授生源寺眞一氏、北海道農政部の講義では、それぞれ農協、食品安全のリスク管理、農業政策についてなど、日本の農業について多角的に理解を深めることができた。また北海道では、江別市、恵庭市と分かれ、小麦や野菜、酪農などの農園や農場、JA道央を訪問した他、ホクレンパールライス工場を視察。中国各地で農業行政や地域の産業政策に関わる団員から、具体的な質疑応答が相次ぎ、各訪問先で予定時間を超えるほど活発に行われた。
本団の受け入れにご協力下さった関係機関・関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

(総合交流部)

 日程表  参加者の感想  被災地での活動の様子(外部サイト)

 

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