平成24年度中国青年代表団第1陣

  「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として、7月25日から8月1日まで平成24年度中国青年代表団第1陣(総団長=万学軍・中華全国青年連合会主席助理)が来日した。一行は青年指導者・公務員35名、若手実業家33名、教育・観光29名、大学生294名で構成された計391名。同団の派遣は中華全国青年連合会、当財団が全体管理と若手実業家分団を担当し、それ以外の各分団はそれぞれ(特非)国際交流サービスセンター、(特非)日中新世紀協会、(株)大富に実施を委託した。

 各分団は5コースに分かれ宮城と岩手の東日本大震災の被災地を訪問。復興の状況を視察し、短期間での目覚ましい復興ぶりに驚くとともに、被災地の方々の努力に感心した様子だった。また、東京及び青森、秋田、神奈川、山梨、静岡で視察・交流に参加。それぞれ分団のテーマに沿ったセミナーや日本青年との交流会等を通し、日本理解を深めた。

東日本大震災被災地を訪問、視察
 青年指導者・公務員分団、若手実業家分団、教育・観光分団は宮城県を訪問した。仙台市では、魯迅の碑を訪れ、団員を代表して万学軍総団長が献花した。また、名取市の仙台空港とキリンビール仙台工場を訪問し、それぞれ被災状況と復興への取り組みについて説明を受けた。日本三景の一つである松島では遊覧船に乗り、海から松島の被災状況と観光地として活気を取り戻した町の様子を見学した。

 D団大学生分団は2コースに分かれ、岩手県久慈市と洋野町を訪問した。久慈市では同市山形町に伝わる郷土料理「まめぶ」作りを体験した後、三陸鉄道に乗車し、車窓から震災状況を見学した。洋野町では町の被災状況について説明を受けた後、海岸清掃作業、岩手県立種市高等学校訪問を行った。E団大学生分団も2コースに分かれ宮城県気仙沼市大島地区と東松島市奥松島地区を訪問した。気仙沼大島では地引網体験、海岸清掃作業、瓶玉制作を行った。奥松島ではウミネコの餌付け、漁業体験を行い、地元産業への理解を深めた。

専門分野ごとに 省庁や企業、地方自治体を訪問
 青年指導者・公務員分団は東京都庁で「青少年のインターネット・携帯電話利用に関する東京都の取り組み」、総務省自治大学で「日本の地方制度」について講義を受けた。また、衆議院第一議員会館で国会議員と交流を行った。秋田県では秋田県庁訪問、秋田青年会議所との交流、秋田市議会議員と意見交換を行った。

 若手実業家分団は、経済産業省で「日本の流通政策」、神奈川県庁で「神奈川県の中小企業制度融資」、「中小企業の経営革新支援について」などの講義を受けた。また、懇談会で日本の青年企業家との交流を図り、日本の起業環境や社会保障、中国への企業進出等について話し合った。その他にも東レ株式会社や日産自動車株式会社追浜工場を訪問した。

 教育・観光分団は国土交通省観光庁で「外国人旅行者の日本観光誘致」の講義を受けた。また、旅行会社若手担当者との意見交換を行った。青森県では青森県教育委員会訪問、青森県観光関係者との意見交換を行い、奥入瀬渓流と十和田湖を参観した。

 D団大学生分団は足利工業大学学長より「アジアの持続可能な発展のためのエネルギー開発と将来展望」について講義を受けた。その他に、早稲田大学キャンパスツアー、日中大学生合宿交流会、富士山フィールドワークを行った。

 E団大学生分団は日本のイノベーションについての講義を受けた。その他に川崎市生田緑地見学、日中大学生合同合宿、河口湖ノルディックウォーキング、東京大学キャンパスツアー、国会議事堂見学を行った。

 

 初めて来日する中国青年にとって、東日本大震災から1年4カ月が経った被災地の現状を直接知るとともに、日本青年との交流やさまざまな視察により、ありのままの日本理解を深める滞在となった。

 本事業の実施にご協力いただいた外務省、中国大使館、受入関係機関等の皆様に厚く御礼申し上げたい。

 

(総合交流部)

 日程表    参加者の感想

被災地での活動の様子   A・B・Cコース(外部サイト)

                   Dコース 1~3分団(外部サイト) / 4~5分団(外部サイト)

                   Eコース 1~3分団(外部サイト) / 4~5分団(外部サイト)

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