祈りと祝福の藍布-中国貴州ろうけつ染め展

祈りと祝福の藍布

中国貴州ろうけつ染め展

革家女性衣装 革家 1970年代

革家女性衣装 革家 1970年代


[会   場] 日中友好会館美術館(文京区後楽1-5-3)   交通アクセス
[会   期] 2012年1月28日(土)~2月22日(水)
[休 館 日] 毎週月曜
[開館時間]  10時~17時
[入 場 料] 無 料
[主   催] 財団法人日中友好会館、国立中国美術館
[後   援] 中国駐日大使館、(社)日中友好協会、日本国際貿易促進協会、 
       日本中国文化交流協会、日中友好議員連盟、(財)日中経済協会、
       (社)日中協会、日本華僑華人聯合総会、東京中国文化センター
[巡 回 展] なかとみ現代工芸美術館 2012年4月13日(金)~5月20日(日)予定
       (山梨県南巨摩郡身延町西嶋345 TEL:0556-20-4556)


【概要】

ろうけつ染めを制作するミャオ族の女性たち

ろうけつ染めを制作するミャオ族の女性たち

 ろうけつ染めは、絞り染めや藍染めと並んで中国の無形文化遺産として登録されている民間の染め織物の技法です。歴史文献には、二千年以上も前の文物のなかに、すでに民間の染め織物がみられたことが記されています。ろうけつ染めは、とくに貴州省の少数民族のなかで受け継がれてきました。代表的なのはミャオ族、革家*、プイ族のものです。 ろうけつ染めは、おもに女性の仕事です。貴州省の少数民族の女性たちは、昔ながらの方法を守り、染め織物の技法を母から娘へと伝えてきました。彼女たちは、布や染料の原料となる植物を自分で育てます。そして、糸を紡いで布を織り、蝋で絵を描き、藍色で染め、彩色を加え、裁断し、生活用品や祭儀品を作ります。 そこには、民族それぞれの美意識や世界観を反映した多彩な図案や紋様が描かれます。さらに蝋のひび割れが偶然に生み出す独特の氷紋が加わり、ろうけつ染めの藍布には人為を越えた美しさが現れています。 この藍布は、祖先への祈りや子孫への祝福のためにも重要な役割を果たします。彼らは藍色の布に、吉祥や守りを意味する紋様や民族の物語を描き、平和な暮らしを祈ります。 今回は「祈りと祝福の藍布」というテーマに基づき、祭鼓幡と子守帯を中心に、国立中国美術館の豊富な収蔵品から、選りすぐりの作品を約60点展示します。

●開幕式・作品解説● 共催団体で、今回の作品を所蔵している中国北京の国立中国美術館より代表団5名が来日し、開幕セレモニーと、中国美術館担当者による作品解説を行う予定です。 開幕式:1月31日(火)15:00より、美術館前にて 作品解説:同日 15:30頃より(開幕式終了次第)、美術館内にて、予約不要・参加自由

「百鳥紋祭鼓幡」 貴州榕江 ミャオ族 320×82㎝

「百鳥紋祭鼓幡」 貴州榕江 ミャオ族 320×82㎝


「祭鼓幡」とは、ミャオ族がろうけつ染めで作る5、6メートルの招魂幡です。この幡は、十三年に一度の「祭鼓節」と呼ばれる盛大な祭事に用いられます。彼らは、祖先たちの苦労を忘れず、「木鼓」という太鼓を叩くことで祖先の魂を呼び起こします。そのとき、祭鼓幡が祖先の魂を迎えるために掲げられます。

「太陽紋子守帯」 貴州黄平 革家 80×64㎝ 1960年代

「太陽紋子守帯」 貴州黄平 革家 80×64㎝ 1960年代


「ろうけつ染め」の幾何学紋様を代表する太陽紋などが染抜かれています。彼らは、七個の太陽による苦しみから人々を守ったという祖先の神話を受け継ぎ、祖先を敬う気持ちを衣装に表現しています。

「四鳥ザクロ紋子守帯」(部分)貴州安順 ミャオ族 75×74.5cm 1970年代

「四鳥ザクロ紋子守帯」(部分)貴州安順 ミャオ族 75×74.5cm 1970年代


貴州省の安順地域に特有の、多色によるろうけつ染めの技法を用いた作品です。四羽の鳥が太陽の回りを飛ぶ紋様を中心にザクロや様々な花が、色鮮やかに染め抜かれています。ミャオ族にとって、鳥は祖先の象徴であり、鳥紋は子孫の平安を守る意味が込められています。

「魚紋頭巻布」(制作段階)貴州凱里 ミャオ族 38×38㎝ 2003年

「魚紋頭巻布」(制作段階)貴州凱里 ミャオ族 38×38㎝ 2003年


ミャオ族の女性たちは、蜜蝋で紋様を描き、甕の中で藍色に染めていきます。本展では、染める前の布も展示します。紋様を蜜蝋で描いた段階の、普段は見ることができない布です。

※都合により展覧会を中止・変更する場合もございますので、必ず事前にご確認の上ご来場ください。お問い合わせ:公益財団法人 日中友好会館 文化事業部
電話:03-3815-5085 / FAX:03-3811-5263
e-mail:bunka@jcfc.or.jp

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