平成24年度香港・澳門大学生訪日団

   「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として、1月16日から1月23日まで平成24年度香港・澳門大学生訪日団(香港団団長=陳徳奇・香港大学専業進修学院シニアプログラムディレクター、澳門団団長=トーマスC.ダニエル・澳門聖若瑟大学助教)が来日した。一行は香港団57名、澳門団13名の計70名で、東日本大震災の被災地への訪問とともに、東京において視察や交流を行い、日本への理解と知識を深めた。

 

東日本大震災被災地~茨城県日立市・常陸太田市・北茨城市・大子町を訪問

 訪日団はキズナ強化プロジェクトに基づき、東日本大震災被災地である茨城県を訪問した。日立市では、茨城キリスト教大学の学生から震災時の体験を聞き、一緒に巻き寿司を作って交流した。日立市かみね動物園では、震災当時の動物や園内の様子、復興までの道のりについて学ぶと共に、園内清掃のボランティアを行った。また、日立市消防本部と北茨城市消防本部では震災の概要や市内の被災状況と復興について、日頃からの防災への心構えについて講義を受け、地震のない香港と澳門の大学生も、日常の災害への備えについて考えるきっかけとなった。

 被災地支援活動として、北茨城市の特産品である天心焼きの工房で、地元の陶芸家の指導の下、陶土板を皿の形に成型し、被災地への思いを込めた応援メッセージを書き入れた。完成品は一般販売され、売り上げは北茨城市の地域復興資金として寄贈される。

 このほか、常陸太田市の苺農家、大津港、健康保養センターときわ路、六角堂、袋田の滝を視察・訪問。地元の方から震災や津波、原発事故による風評被害や、健康被害への不安、放射線測定について、さらに再建に向けた取り組み等の話を聞き、被災地の生の声が団員の心に響いたようだった。

 どの訪問先でも温かく迎えられ、団員は震災への理解を深めるとともに、地元の方々との絆を強めた。

 

東京大学で模擬授業、学生との交流、キャンパスツアーに参加

 訪日団一行は、被災地のほか、東京大学を訪問。法学政治学研究科の高原明生教授より、「2012年的日中関係――在邦交正常化40周年的大衝突」をテーマに模擬授業を受けた後、同大の学生12名と懇談やキャンパスツアーを行った。日中関係や学生生活、音楽やアニメ、ファッションなど同世代共通の話題で盛り上がり、充実した時間を過ごした。外務省ではアジア大洋州局中国・モンゴル第一課の遠山茂地域調整官から、日本の政治システム、近年の政局、外交問題、戦後の復興、現在の経済政策、日本の魅力などについてレクチャーを受けた。また、新江東清掃工場を見学し、日本の環境保護への取り組みについて学習した。

 

 訪日団一行は8日間の日程を終え、1月23日全員無事に帰国した。

(総合交流部 )

 

日程表  参加者の感想  被災地での活動の様子(外部サイト)

 

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