平成24年度中国大学生代表団

 3月4日から3月11日までの日程で、平成24年度中国大学生代表団(団長=王秀雲・中国日本友好協会 副会長)計77名が来日した。本団は、北京大学、北京師範大学、北京外国語大学、北京第二外国語学院、北京語言大学、中国人民大学、国際関係学院の7校より構成され、外務省が実施する「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として招聘した。

 代表団は、キズナ強化プロジェクトに基づき、東日本大震災被災地である宮城県を訪問し、日本の震災からの再生に関して理解を深めたほか、大学訪問および学生との交流、外務省訪問、防災施設見学、日本の文化・社会に関する視察など、さまざまなプログラムに参加した。

宮城県仙台市、名取市、松島町を訪問

 一行は宮城県仙台市を訪れ、宮城県庁より東日本大震災概要と宮城県の被災状況、地震に対する備えについて講話を聞いた。また、仙台放送による講話では、震災当時の様子とテレビ局の対応や、震災DVD発行など、被災地のメディアとしての役割に関し説明を受けた。名取市閖上地区では、地元の語り部の方の案内で被災地区を見学し、津波による被害や復興状況、地元被災者の思い、閖上の歴史などについて学んだ。復興への努力や成果を知ることができた一方、震災の傷跡が残っている場所も見学し、涙を流す団員もいた。

 東北大学訪問では、同学による東日本大震災復興事業への取り組みについて説明を受け、学生との交流にて、同世代の被災者の話に耳を傾けた。また魯迅が学んだ階段教室や、下宿先「佐藤屋」跡を見学した。このほか松島町では、町の美しさと安全を継承・発信し、復興のまちづくりを行っている様子について参観した。

 団員は皆で作った復興応援メッセージを訪問先に贈呈するなどして、震災からまもなく2年目を迎え、復興への道を歩み続ける被災地へ向けてエールを送った。

日本の大学生らと交流しさまざまな角度から対日理解を深める

 被災地訪問のほか、東京・京都にてさまざまな活動に参加し、包括的な対日理解を深めた。

 東京では外務省にて「知識人は日中関係をどう考えるべきか」というテーマで講義が行われ、宮本雄二 当財団副会長・元日本国駐中国大使より、未来の日中関係を担う若者への熱いメッセージが送られた。また早稲田大学にて模擬授業やキャンパスツアーに参加したほか、英語や日本語でディスカッションを行うなどして、日本の学生と交流した。

 京都では立命館大学を訪問し、茶道や雅楽、アニメ、踊りといった日本文化を体験しながら、学生との親睦を深めた。京都市市民防災センターでの体験プログラムでは、地震の揺れや強風、避難や消火などを体験し、災害の恐ろしさや日頃の備えの重要性について認識を深めた。この他、清水寺や嵐山を参観し、日本の文化や歴史に触れた。

 これらの活動を通じて、団員は日本に対する関心を、より一層高めたようだった。

 本団の受け入れにご協力下さったご関係の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

  (総合交流部)

日程表  参加者の感想   被災地での活動の様子(外部サイト)

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