日中学生友好交流事業訪中団

  日中学生友好交流事業訪中団(団長=角田義一・元参議院副議長、副団長=坂下重信・日中学生友好交流事業事務局長、一行計17名)が、2013年3月21日から3月24日の日程で北京を訪問した。中国国際青年交流センターが受け入れを担当し、日本側派遣実施を当公益財団と日中学生友好交流事業事務局が担当した。

 本団は、外務省が平成24年度に実施する「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)」の一環として実施され、東日本大震災被災地である岩手県・宮城県・福島県の高校生と大学生、及びこれ以外の地域の大学生が参加した。北京で中国人学生らと交流活動を行ったほか、故宮博物院、万里の長城等の歴史遺跡を見学した。参加した学生は、交流を通じて現地の学生らと親睦を深めるとともに、悠久の歴史と経済発展著しい中国の現状について理解を深めた。

 

日中学生交流活動と日中友好交流記念式典への参加

 日中学生交流活動には、日本語を学ぶ中国人大学生と北京の大学に留学する日本人学生が参加した。まず、福島大学の学生2名が「東日本大震災の現状とこれから」をテーマにプレゼンテーションを行い、続いて「震災と防災」、「文化交流」、「身近な経済」、「環境」、「教育」の5つのテーマにおいて「日中の懸け橋として自分達ができること」をグループごとに話し合った。グループ討論の成果は、全体発表の場で全員に共有された。夜の懇親会では、三上正裕駐中国日本国大使館公使より両国の若者に向けた熱いメッセージが送られ、岩手県の高校生が「さんさ踊り」を披露するなど日中学生によるパフォーマンスでも大いに盛り上がった。

 日中の学生は、地球をかたどった砥部焼の美術工芸品を中国人民対外友好協会に寄贈する日中友好交流記念式典にも参列し、井頓泉同協会副会長より「将来、中日交流の懸け橋と友好事業の後継者となってほしい」との期待を込めた言葉を受け取った。

中国の歴史、現状を学ぶ

 このほか、訪中団一行は、故宮博物院や万里の長城等の世界遺産見学を通じて、中国の悠久の歴史に思いをはせつつ、見学途中で目にする近代的な街並みに、経済発展著しい中国を感じた。一方で、観光地で目にした障害者の物乞いの姿に衝撃を受け、明暗部分を併せもつ中国社会の現状についても考えるきっかけとなった。また、バラエティに富む本場の中華料理に舌鼓を打ちながら、中国四千年の食文化を体感した。

 

 3泊4日と短い日程ではあったが、「百聞は一見にしかず」の言葉通り、実際に中国を訪れ同世代の中国人学生と膝を突き合わせて話し合ったことで、中国や中国人に対して新たな発見があった。参加者から寄せられた感想から、それぞれが訪中を通じて多くのことを感じ、大きく成長したことがうかがえた。

 今回の訪中団実施にあたり、ご指導ご協力いただいた関係機関・関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

(総合交流部)

 

日程表 参加者の感想

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