「JENESYS2.0」中国高校生訪日団(科学技術交流)

7月30日から8月6日までの日程で、中国高校生訪日団(科学技術交流)(引率=李冬暉 中国科学技術協会・青少年科学技術センター副研究員)5名が来日した。参加者は、日本語を学ぶ北京と上海の高校生で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

訪日団は、東京と山梨県を訪問し、第8回「創造性の育成塾」プログラムに参加し日本の学生と生活を共にしながら交流したほか、富士山見学、科学技術・アニメに関する視察や日本文化体験など「クールジャパン」をテーマにさまざまなプログラムに参加し、政治・経済・歴史・文化・社会に関する包括的な対日理解を深めた。

 

第8回「創造性の育成塾」プログラムに参加

訪日団は、日本全国から選ばれた中学2年生40名と共に、山梨県富士吉田市で行われた「創造性の育成塾」夏合宿に参加した。

「創造性の育成塾」では、ノーベル賞受賞者など日本の著名な科学者による講義を受け、科学実験を行った。団員は日本の最先端の科学技術を学ぶと同時に、講師の体験談から人間として成長するためのヒントを得たようだった。開塾式では、有馬朗人塾長が論語や漢詩を引用して講義を行った。日本語を学ぶ高校生達にとって、日本語漬けの4日間は語学のレベルアップにも大いに役立ったようで、日本の学生と友情を育むとともに、朝のラジオ体操や食前食後の挨拶などから日本の習慣を学ぶことができた。

合宿の最終日はフィールドワークで富士山5合目を散策し、昆虫やキノコなどさまざまな生物を観察した。途中、富士山を清掃するボランティアと出会い、中国の名勝旧跡にもこのような行為を伝えたいとの声が聞かれた。日本の中学生との別れの際に、連絡先を交換したり一緒に写真を撮ったりして名残惜しそうな様子がうかがえた。

 

「クールジャパン」をテーマに視察

山梨では、富士山レーダードーム館とリニア見学センターを見学し、日本の誇る最先端の科学技術に触れた。団員は、リニアの仕組みや上海のリニアとの違いなど積極的に質問した。日本語を学ぶ理由として「日本食が好きだから」を挙げた団員もおり、河口湖畔の温泉旅館では、風味豊かな懐石料理にみな大満足の様子だった。

東京に移動して、杉並アニメーションミュージアムで日本アニメの歴史を学び、江戸東京博物館では江戸の町並みや人々の暮らしを紹介する展示などを熱心に見学した。また、中国から伝わり日本の風土になじんで発展した藍染めにも挑戦し、それぞれオリジナルの手ぬぐいやハンカチを作製した。

 

そのほか一行は、国会議事堂、皇居、浅草など政治・歴史に関する施設を見学するなど、さまざまなプログラムを通して、クールジャパンを実感した。訪日研修の最後に、当公益財団を訪れて留学生寮を見学し、役員らに訪日の成果を報告した。団員からは「素晴らしい先生方の講義を受け、優秀な学生と交流することができ、得難い経験となった」「訪日前、日本人は融通が利かないと思っていたが、実際はそうではなく考え方も柔らかかった」など、今回の交流を通じて日本や日本人に対して新たな発見があったという声が多く聞かれた。

 

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