「JENESYS2.0」中国高校生訪日団第1陣

 11月19日から11月27日までの9日間、中国高校生訪日団第1陣(総団長=王秀雲 中国日本友好協会・副会長、団長=張孝萍 中国日本友好協会・政治交流部副部長)が来日した。本団は、中国北京市内の3校から選抜された高校生と引率の計62名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京をはじめ、京都府、滋賀県、大阪府を訪問し、「クールジャパン」を含め、さまざまな分野における日本の魅力、強みを体感したほか、京都府・滋賀県に於ける学校交流やホームステイ等を通じて、日本の高校生や一般市民との友好交流と相互理解を深めた。また、第十八回中国教育関係者代表団と合同で実施した歓迎会は、安倍昭恵内閣総理大臣令夫人や程永華中華人民共和国駐日本国特命全権大使が出席したほか、日中双方の高校生によるパフォーマンスも行われ、賑やかな雰囲気の中、交流や歓談が行われた。

 

日本のバリアフリー社会について学ぶ

 訪日団は外務省において、(公社)かながわ福祉サービス振興会人材育成グループ介護ロボット推進課の関口史郎氏より「介護分野におけるロボット活用の取り組み及び今後の展望」というテーマで講義を受けた。講義では日本の最先端技術である介護ロボットを生かした介護者と介護される側のメンタル面も含めた介助支援の取り組みを学んだだけでなく、後半に大阪のATCエイジレスセンターを視察することで日本のバリアフリー社会について更なる理解を深め、日中両国が迎える高齢化社会の課題解決に向けて考えるよい機会となった。

 

高校生との交流やホームステイを体験

 京都府では、京都府教育委員会小田垣勉教育長を表敬訪問した後、京都府内の高校5校に分かれて訪問し、各校で熱烈な歓迎を受けた。英会話や体育、着物の着付けなどの授業に参加したり、茶道や柔道、剣道などの部活動を体験したほか、日本と中国の高校生活について意見交換したり、福笑いや花札など日本のゲームを一緒に遊んだりと多彩なプログラムに参加し、同世代の日本高校生と親睦を深めた。交流の場面では、最初は緊張していたものの高校生同士、スマートフォンやインターネットを駆使して同世代共通の話題で盛り上がり、どの学校でも笑顔に溢れていた。

 ホームステイは交流した日本高校生の家庭のほか、一部は滋賀県日野町の一般市民家庭で実施した。各地域の歴史、文化、自然を感じながら日本の家庭でホームステイを経験し、ホストファミリーの温かいもてなしを受け、別れの場面では、日本の友人、お父さん、お母さんと抱き合って名残を惜しむ姿が印象的であった。

 

 そのほか一行は、京都の河村能舞台にて「能」の体験を行い、伝統文化を継承し守ることの大切さを理解した。また、金閣寺、嵐山、京都国際マンガミュージアム、大阪城、パナソニックセンター大阪、大阪市環境局舞洲工場(ごみ処理施設)、大阪市立阿倍野防災センター、ダイハツ工業株式会社池田工場・ヒューモビリティワールド館を視察・参観し、さまざまなプログラムを通してクールジャパンを体感し包括的な日本理解に努めた。

 

 中国高校生からはこれらの交流活動を通じて、「日本人の感謝の気持ちを大切にする態度、もてなしの心に深く感動した」「今までの日本と日本人に対する印象が一変した。日本の経済、文化、社会には大いに学ぶところがある」「日本の高校生と交流し、同じ趣味や夢を持ち、共通点もあることに気付いた」「ホームステイはとても緊張したが、家族同様に接してくれて感動した」「今回の体験を家族や友人に伝え、日中関係の新しい未来に向かって努力したい」などという声が聞かれ、それぞれが日中友好の使者として担う役割を強く意識する貴重な機会となった。

 

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