第十八回中国教育関係者代表団

 第十八回中国教育関係者代表団(総団長=王秀雲 中国日本友好協会 副会長、団長=関立彤 中国日本友好協会 秘書長)が、11月19日から11月26日までの日程で来日した。本団は、中国各地の小・中・高等学校の教員並びに教育関係者で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として、一行29名が招聘された。

 代表団は、東京、京都、大阪にて、各種教育機関など専門分野に関する訪問・視察を行ったほか、地方自治体によるブリーフや世界遺産・福祉施設などの参観、日本文化体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 20日夜には、同時に来日した中国高校生訪日団第1陣一行61名と合同で歓迎会が開催された。安倍昭恵内閣総理大臣令夫人、程永華中華人民共和国駐日本国特命全権大使、江田五月当公益財団会長らが出席し、両団の団員にメッセージを送った。また、日中高校生パフォーマンスが披露されるなど、活発な交流の機会となった。

 

日本の教育制度を理解

 一行は、東京では文部科学省を訪問し、日本の学習指導要領やカリキュラム、教員研修制度と教員への評価などに関する講義を受けた。また墨田区立隅田小学校、墨田区立寺島中学校を訪れ、施設見学や教職員・児童・生徒との交流を行ったほか、品川女子学院を訪問して私立の中高一貫校を視察した。小学校では児童の笑顔に迎えられ、中学校では教員と白熱したディスカッションを行い、品川女子学院では中国では数少ない女子校の教育についても理解を深めた。

 京都では京都教育大学を訪問し、日本の教員養成システムについて説明を受け、団員からは活発な質問が出された。また、同学で学ぶ中国人留学生とも交流した。

 大阪では、大阪府立今宮高等学校を訪れ、総合学科など同校の特色について紹介を受けた。大阪府によるブリーフでは都市魅力創造について説明を受けた。それから、大阪府教育委員会との懇談会に参加し、大阪府の教育の概要について紹介を受け、それぞれの教育課題について意見を交換した。

 各種教育機関の訪問・視察を通じて、団員は日本の教育制度について理解を深め、それぞれの訪問先での温かいおもてなしに、中国からの訪問が心から歓迎されていることを肌で感じ、交流や協力関係の重要性を再確認したようだった。

 

歴史文化や自然など、日本の魅力に触れる

 そのほか、東京にて国会議事堂視察や皇居参観を行い、京都では周恩来詩碑のある嵐山公園や、世界遺産である清水寺と金閣寺を訪れ、日本の伝統文化である茶道を体験した。大阪では福祉施設ATCエイジレスセンターやパナソニックセンター大阪の視察、大阪城を参観した。多彩な活動を通じて日本の文化、歴史、自然に親しみ、さまざまなクールジャパンに触れることができた。

 団員からは、「日本人の資質の高さや自制心、環境保護意識の高さに驚き、見習いたいと思った。次回は自分の生徒や子供を連れて日本の学校を訪問したい」「日本への訪問交流を通じて、日本の教育制度について深く理解できた。帰国したら生徒や友人達にその素晴らしい教育理念を伝えたい。日本に留学したい生徒がいれば、積極的に応援したい」という声が聞かれ、今後の訪日や交流拡大が期待される。

 

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