「JENESYS2.0」中国青年メディア関係者代表団第2陣

   10月14日から10月21日までの日程で、中国青年メディア関係者代表団第2陣(総団長=武虹剣 中国国務院新聞弁公室 二局局長)が来日した。本団は、中国でメディア関係の仕事に携わる青年で構成された計69名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

代表団は、東京と大阪の他、分団ごとに石川、熊本、岡山を訪問し、訪日テーマ「クールジャパン」のもと、分団ごとのテーマである、食文化(第1分団)、ポップカルチャー(キャラクター)(第2分団)、ファッション(第3分団)を中心に、関連企業や施設の訪問・視察、取材を行うとともに、メディア関係者との交流を行った。

 

さまざまなメディアを訪問・視察、交流を通して相互理解を深める

東京では、分団ごとに毎日新聞社、日本テレビ、共同通信社を訪問、メディア関係者との交流を通じて日本と中国双方の抱える問題を共有したほか、地方では石川テレビ放送、熊本日日新聞社、テレビせとうち・山陽新聞社を訪問し、地方におけるメディアの役割や新聞などのメディアを通した児童・生徒への教育活動等について理解を深めた。交流後にはお互いに名刺を交換し懇談する場面も見られ、団員の帰国後も継続した交流を期待する。

 

各地方では分団テーマを視察し、クールジャパンを体感

東京では、第1分団は㈱モスフードサービス、キリンビール㈱横浜工場を訪問、独自の技術や食の安全に対する企業理念等の紹介を受け、第2分団は代々木アニメーション学院、㈱サンリオにて、日本のアニメキャラクターの変遷やキャラクタービジネスの展開について理解を深めた。第3分団は、㈱花王、講談社にて、染毛料先端技術や女性ファッション誌作りのポイント等に触れた。また、海外メディア独自の視点から日本の魅力を発見すべく、分団テーマに沿ったエリアでの自由取材を行った。上野、秋葉原、原宿に分かれ、当初言葉がわからないからと不安を口にしていた団員も、小チームで行動し積極的に街を行き交う人にインタビューしていた。

東京を離れ分団ごとに訪れた地方では、まず、石川県、熊本県、岡山県の県庁職員より、それぞれ分団テーマに沿った内容を含め、地方の魅力について紹介を受けた後、テーマに関する視察を行った。

石川では、金沢市中央卸売市場で地元近海で獲れた鮮魚の朝セリの様子を視察、団員は隅々にまで清掃が行きわたり、臭いもほとんどない市場の様子に驚いていた。その後、せり落とされた魚が並ぶ近江町市場の視察や古い町並みが残るひがし茶屋街でのお茶屋文化に関するレクチャーのほか和菓子作りも体験し、金沢の食文化を堪能した。熊本では、創業170年の濵田醤油㈱を訪問、県のマスコットキャラクター「くまモン」を活用した商品展開により飛躍的に業績を伸ばした背景を聞き、熱心にメモを取る団員の姿が見られた。また、岡山では、日本製デニム産業が盛んな児島地区を訪れ、国内初のレディースジーンズのメーカーとして1962年に創業した㈱ベティスミスを訪問し、ジーンズを自分の好みにオーダーできるシステムや、環境に配慮した染色、少人数社員の企業でも海外進出している理由などについて多く質問が出た。その後は地域再生プロジェクトとして始まった児島ジーンズストリートを視察した。

 

そのほか一行は、皇居二重橋、江戸東京博物館のほか各地方で自然や歴史に触れるなど、さまざまなプログラムを通してクールジャパンを体感した。台風26号の影響により一部プログラムが変更になったものの、団員からは、「日本のクール文化は、常に積極的に創造し、向上に向上を重ねる日本民族の精神を体現している」と、理解が深まった様子を聞くことができた。

(総合交流部)

 

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