「JENESYS2.0」2013年アジア国際子ども映画祭参加訪日団

 

 2013年11月26日から12月4日までの日程で、中国教育部が派遣する2013年アジア国際子ども映画祭参加訪日団が来日した。本団は、兵庫県南あわじ市で開催された「第7回アジア国際子ども映画祭」に短編映画を出品した、北京師範大学附属実験中学の高校生と引率で構成され、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 一行は兵庫、神奈川、東京を訪問し、南あわじ市が主催する映画祭やフォーラム、学校交流等のプログラムに参加したほか、先端技術に関する施設訪問や、「クールジャパン」をテーマに視察・参観し、政治・歴史・文化・社会に関する包括的な対日理解を深めた。

 

兵庫県南あわじ市で16カ国・地域の青少年が交流

 訪日活動のメインであるアジア国際子ども映画祭と、今回の作品のテーマである「いじめ」についてのフォーラムには、中国のほか、日本を含め15カ国・地域の青少年が参加した。それぞれ生徒たちがホームビデオで製作した3分の映像作品を出品しており、フォーラムでは各国・地域の作品を1作品ずつ鑑賞し、自分の国・地域以外のいじめの現状について知る機会となった。最後には全員で「いじめ撲滅宣言」をして締めくくられた。その後開催された映画祭には、名誉会長を務める俳優の杉良太郎氏のほか、谷垣禎一法務大臣、青柳正規文化庁長官も駆けつけた。中国は残念ながら入賞を逃したが、各国・地域から参加した青少年や、地元の参加者と交流を楽しみ、大盛況で幕を閉じた。

 学校交流はフィリピン、シンガポールの訪日団と一緒に、柳学園中学・高等学校を訪問。日本の高校生と一緒に化学の授業に参加し、「化学変化と気体の体積」の実験を行った。茶道部ではお茶の点て方と頂き方を学び、畳の上での正座に苦しみながらも、日本文化を体験することができた。相撲部の体験入部では、代表生徒がまわしを締め、四股、摺り足などを練習した後、訪日団2名対相撲部員1名の試合が行われた。訪日団は全く歯が立たず、観戦していた生徒からは大歓声が起こった。

 16カ国・地域の青少年が一堂に会した交流会では、それぞれが民族衣装を着て伝統舞踊や歌を披露し合い、会場が華やいだ。訪日団から日本参加者への記念品贈呈では、各国・地域の特色ある品々が贈られた。

 そのほか南あわじ市では、人形浄瑠璃鑑賞やうずしおクルーズ乗船、伊弉諾神宮などを参観し、地方の魅力を満喫した。

 

日本の先端技術、政治、歴史を学習

 南あわじ市でのプログラムを終えた一行は、神奈川と東京を訪問。神奈川では独立行政法人海洋研究開発機構を視察した。長期間の調査から帰ってきたばかりの有人探査船「しんかい6500」を間近で見たり、高圧実験でインスタント麺のカップが収縮する様子などを見学した。団員からは絶えず質問が上がり、日本の技術に驚いていた。そのほか国会議事堂、江戸東京博物館、杉並アニメミュージアム、箱根大涌谷や富士山などを参観し、クールジャパンを体感した。ほぼ全員が初来日で、「南あわじ市の自然や文化、人々の温かさに感動した」、「最先端技術や世界遺産など、さまざまな角度から日本を理解することができた」、「自分の目で見て感じた日本を友達や両親に伝えたい」といった感想が聞かれた。本団の受け入れにご協力下さった関係機関・関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。

 

 

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