「JENESYS2.0」中国経済界青年代表団

 中国経済界青年代表団(団長=程海波 中国日本友好協会友好交流部部長)が、 9月12日から9月19日までの日程で来日した。本団は、中国の農業経済関係者を中心とする経済関係の青年で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として実施し、一行30名を招聘した。

代表団は、東京、滋賀、奈良、大阪にて、農業地区や農業団体、農産物直売所、卸売市場、小売店、農業・食品関連の博物館など、農業経済に関連する訪問・視察を行ったほか、地方自治体によるブリーフや世界遺産参観、日本文化体験など、包括的な対日理解を深めるためのさまざまなプログラムに参加した。

 

日本の農業経済に関する多彩な活動

はじめに東京にて外務省を訪問し、幹部職員より歓迎を受けた後、農林水産省の職員から、日本の農業の概要に関する講義を受けた。そのほか、JA東京あおばでは、日本の特徴である農業団体のJAや、近郊農業に関するブリーフを聞いた後、農産物直売所を視察した。日本の農業経済への理解を深めるために不可欠な基礎知識について丁寧な説明を受け、団員はとても興味深く見聞きしていたようだった。

  関西へ移動し、滋賀県では近江八幡市の水茎干拓土地改良区を訪れ、農業地区の地域振興や環境保護、干拓地や兼業農家に関する具体的な説明を聞いた後、色の違う様々な種類の稲を使って水田に絵を描く、水田アートを視察した。今年はパンダが描かれており、団員は嬉しそうに写真を撮っていた。長浜市では、今年オープンしたばかりのヤンマーミュージアムを視察し、プレス技術やミニショベル操作の体験などを行った。大阪を訪れた一行は、大阪市中央卸売市場本場を訪問し、実際に青果の競りが行われる様子や、水産売場で魚をさばく様子を間近に目にすることができた。また大阪府咲洲庁を訪れ、府職員より大阪府の観光と農政に関するブリーフを受けたほか、府内を一望できる、地上252mの庁舎展望台を案内してもらった。イズミヤ八尾店では、スーパーマーケットの営業形態や、農産物や商品の仕入れの流れについて説明を受けた後、広い店内を実際に見て回った。折しも訪問の前々日に、淀川でおぼれた小学生を中国人留学生が救出するということが起こり、歓迎挨拶と共に感謝の言葉が送られるという心温まる場面も見られた。池田市ではインスタントラーメン発明記念館にて、オリジナルカップラーメン製作を体験するなど、珍しい展示内容を楽しんだようだった。

 

日本の魅力に触れ、対日理解を一層深める

 奈良では世界遺産である東大寺、法隆寺、唐招提寺、元興寺を参観した。東大寺の広い境内と大きな仏像、周辺の鹿といった、特徴ある古都の雰囲気や、法隆寺や元興寺の静かな佇まいは、団員の目にとても魅力的に映ったようだった。唐招提寺では故郷に帰ることなく生涯を終えた鑑真和上の御廟を参観し、感慨深そうな様子だった。

 

そのほか一行は、皇居二重橋参観や、風情ある町屋が並ぶ地域にて点茶体験をするなど、多彩なプログラムを通して、日本の魅力に触れることができた。

今回の訪問を通じて、「実際に現場で働く人々から話を聞き、現場を視察することができて、日本への理解を深めることができた」「日本の人や企業、仕事のプロセス、伝統的なものなど、それぞれに日本の文化や特徴、また中国との共通点があり、隣国を一層身近に感じることができた」という声が聞かれた。

また期間中、台風18号によって日本各地が被害を受ける中、訪問ルートは影響されることが無く、予定通りにスケジュールを遂行できたことは幸いだった。

 

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