「JENESYS2.0」中国科学技術関係者代表団

 中国科学技術関係者代表団(団長=姜小平 中国科学技術部国際合作司アジア・アフリカ処 処長)が、 10月15日から10月22日までの日程で来日した。本団は、中国科学技術部および地方の科学技術庁関係者を中心とする科学技術関係の青年で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として、一行32名が招聘された。

代表団は、東京、埼玉、京都、滋賀にて、科学技術関連の行政機関や学術研究・促進機関、企業など、専門分野に関する訪問・視察を行ったほか、地方自治体によるブリーフや世界遺産参観、日本文化体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

交流の重要性を再確認

東京では文部科学省を訪問し、日本の科学技術・学術政策や国際活動に関する講義を受けた後、旧文部省庁舎の展示室「情報ひろば」を参観した。また日本学術振興会を訪れ、同会の国際交流事業に関する紹介を受けた。科学技術振興機構との交流では、同機構の中国総合研究センターについて紹介を受けるなどしたほか、会場となった日本科学未来館でASIMOの実演などを参観し、宇宙飛行士でもある毛利衛館長と面談した。埼玉の理化学研究所では、ノーベル化学賞受賞者である野依良治理事長と面会したほか、研究所の概要説明を聞いた後、次世代重イオン加速器施設を視察した。

京都では、京都市によるブリーフに参加し、市の観光政策や都市魅力について紹介されたほか、京都高度技術研究所より、京都のものづくりについて説明を受けた。また代表団は門川大作市長と面会し、和服姿で歓迎していただいた。京都リサーチパークでは、都市型リサーチパークの役割や、学術・研究の産学公連携に関する説明を受けた。堀場製作所では、会社および製品についての説明を受けた後、環境計測装置の製造現場などを視察した。

それぞれの訪問先で代表者が出席し、日中交流の継続と発展を希望するメッセージが送られるなどして温かく迎えられ、団員は、科学技術分野においても中国からの訪問が歓迎され、重視されていることを肌で感じ、交流や協力関係の重要性を再確認したようだった。

 

歴史文化や自然など、日本の魅力に触れる

  そのほか、東京にて国会議事堂を見学し、京都では周恩来詩碑のある嵐山公園や、世界遺産である金閣寺や天龍寺を訪れた。また塗り物の絵付け体験など、多彩な活動を通じて日本の文化に親しんだ。滋賀では彦根城や琵琶湖を参観し、歴史文化や自然など、さまざまな日本の魅力に触れることができた。

団員からは、「学術・研究機関や企業などで、関係者から直に話を聞き、研究の現場を目にし、大きな収穫を得るとともに、科学技術交流の重要さを実感した」「文化、社会、先端技術など、さまざまな視察や交流を通し、知識だけでなく、日本人の思いやり、勤勉さや礼儀正しさ、友好的な姿勢に触れることができた」という声が聞かれた。

 

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