「JENESYS2.0」中国農村青年幹部代表団

 中国農村青年幹部代表団(団長=王秀雲 中国日本友好協会 副会長、副団長=任建新 北京市人的資源社会保障局 副巡視員)が、3月17日から3月24日までの日程で来日した。本団は、北京市の農村青年幹部及び行政関係者で構成された計30名で、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

代表団は、東京、大分、福岡にて、農林水産省や地方自治体等によるブリーフ、各種農業関連施設の訪問・視察、農業青年との交流、農家泊・日本文化体験などのほか、「クールジャパン」をテーマにさまざまなプログラムに参加し、政治・経済・歴史・文化・社会に関する包括的な対日理解を深めた。

 

日本の農業を学び体験

一行は、東京で農林水産省を訪問し、「日本の農業の現状と今後の農政」をテーマに講義を受けた。また全国農業協同組合中央会と全国農業協同組合連合会による合同ブリーフでは、「日本の農協組織について」と「食の安全・安心にかかる全農の取り組みについて」をテーマとした研修を受けた。これらのブリーフを通じて、日本政府の農業重視政策、日本の農業と農業を取り巻く状況についてマクロの視点で理解することができた。

大分では、日本のグリーンツーリズムの先駆けである「安心院町グリーンツーリズム研究会」を訪問し研修を受けたほか、(株)ドリームファーマーズと橋津営農組合「よりもの郷」を視察し、農村における地域活性化や高齢化対策についてのノウハウを学んだ。また、地元青年との交流では農村の課題について本音で語り合い、農家泊体験を通じて日本人のおもてなしの心を感じた。

福岡では、福岡県農林水産部農林水産政策課から「県の農業」について説明を受けたほか、施設園芸農家「ドリームファーム浮羽」と高収益化農家「太郎グループ」を視察し、地方都市における消費者の食に対する要求に対応した農業経営の成功例を実際に見ることができた。

農業分野に関する各種訪問・視察を通じて、団員は日本の農業と農村の現状について理解を深め、各々が行政に携わる農村での業務の中に生かせるヒントをつかんだと思われる。また、それぞれの訪問先での温かいおもてなしに、中国からの訪問が心から歓迎されていることを肌で感じ、交流や協力関係の重要性を再確認したようだった。

 

歴史文化や自然など、日本の魅力に触れる

そのほか、東京にて国会議事堂視察や浅草・皇居の参観を行い、大分では八幡総本宮である宇佐神宮を見学した。福岡では太宰府天満宮、九州国立博物館の参観で歴史文化に触れ、日本の伝統文化である茶道も体験、また、日本企業の視察としてアサヒビール工場も見学した。各地で多彩な活動を通じて日本の文化、歴史、自然に親しみ、さまざまなクールジャパンに触れることができた。

団員からは、「今回の訪日を通じて本当の意味で日本人やその生活を理解でき、日本への嫌悪感が拭い去られた」「両国の農業が抱える課題を話し合ううちに、日中の違いが浮き彫りになり、問題解決のための参考となった」「日本の農業についてマクロからミクロまで幅広く理解できた。帰国したら日本の素晴らしい経験や方法を村の実情に照らし合わせながら実践したい」という声が聞かれ、それぞれが訪日で得た成果を今後の職務や生活に生かし、日本の魅力が広く発信されることが期待される。

 

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