「JENESYS2.0」中国高校生訪日団第2陣

  2013年12月3日から12月11日までの9日間、中国高校生訪日団第2陣(団長=王占起 中国日本友好協会・政治交流部部長)が来日した。本団は、北京市の清華大学附属中学と北京市第二十七中学に通う高校生と引率の計60名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

訪日団は、東京都と新潟県、神奈川県を訪問した。高校を訪問しての同世代交流とホームステイで日本人の生活に触れ、友情を育んだほか、先端技術に関する視察や地方自治体によるブリーフなど「クールジャパン」をテーマにさまざまなプログラムに参加し、政治・経済・歴史・文化・社会に関する包括的な対日理解を深めた。

 

里山を学び、自然との共生を考える

訪日団は外務省において、恵泉女学園大学人間社会学部の松村正治准教授より、「見直される里山~自然とともにある暮らし」というテーマで講義を受けた。近年、中国でも環境汚染が問題となっているが、里山を管理し活用することで、環境保護と持続可能な経済活動を両立させるというアイデアに、団員は興味深く聞き入っていた。

一行はまた、国会議員8名と懇談し、出席した議員から、日中関係の重要性と改善への期待のメッセージが述べられた。団員からは、「日本の首相はよく変わるが、影響は出ないのか」「2020年オリンピックの東京開催は日本にどんな変化をもたらすと考えているか」など多方面にわたる質問が出された。

 

日本の高校生の生活を体験

新潟県では、森邦雄副知事を表敬訪問した。森副知事より歓迎の意が伝えられ、新潟県と中国との交流について紹介があった。国際課より、新潟県の魅力、観光について説明を受けた。団員からは、「コシヒカリの特徴」や「中国黒龍江省との経済交流」について質問が挙がった。

訪日のメインプログラムである学校交流は、新潟市と新発田市に分かれ8校を訪問し、日本の高校生と交流した。英語や体育などの授業や部活動に参加して高校生活を体験した。交流会では、最初こそなかなか言葉が通じず苦労していたが、すぐに溶け込み、同世代共通の話題で盛り上がっていた。放課後はホスト生徒と一緒に帰宅してホームステイし、日本の家庭の雰囲気を味わった。1泊2日を経たホームステイ解散式では、口々に日本の家族との楽しい思い出を報告し、ホストファミリーとの別れの際は、涙に言葉を詰まらせながら感謝と再会への希望を伝えていた。

 

宇宙研究理解や環境学習

クールジャパンに関する参観では、日本の最先端技術に触れるためJAXA相模原キャンパスを訪れ、展示されている小惑星探査機「はやぶさ」の実物大モデルや、予備のロケットなどを見学した。環境施設として中央清掃工場を訪問し、東京23区のごみ処理についての説明と工場内見学で学習した。北京では少しずつゴミの分別が始まっていることもあり、回収後の処理の過程を団員は熱心に見学していた。

そのほか、新潟で阿賀野川ライン下りや、江戸時代の豪農の屋敷を保存している北方文化博物館、新潟市マンガ・アニメ情報館を参観、また、東京で浅草寺、日本科学未来館を参観するなど、さまざまな活動を行った。

 

日程表      参加者の感想     関連報道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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