「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第12陣

2014年7月9日から7月16日までの日程で、「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第12陣(団長=程海波・中国日本友好協会 友好交流部部長)計83名が来日した。本団は、音楽を学ぶ大学生を中心として構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

訪日団は、東京と北海道にて大学を訪問し、日本の学生と交流したほか、音楽に関するセミナー、国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)参観やサントリーホール訪問、日本の文化・社会に関する視察など、さまざまなプログラムに参加した。

 

東京での充実したプログラム

 

 東京では、サントリーホールにて、普段見ることのできないバックステージを見学したほか、大ホールのステージで実際に演奏させてもらい、第一線で活躍する音楽家らが立つ舞台を体験することができた。音楽に関するセミナーでは、東京学芸大学名誉教授・國學院大學教授の筒石賢昭氏から、「日本の伝統音楽について-中国音楽との関連から」というテーマで講義を受けた。講義では、映像を使用した説明や、講師による尺八の演奏のほか、講師と団員が声を合わせて日本の歌を歌う場面も見られた。東京藝術大学では、奏楽堂での本格的なコンサート形式の演奏披露や、茶話会を通して、日本の大学生と親睦を深めた。東京藝大生の演奏に合わせて、松下功副学長作曲、作家・夢枕獏氏作詞の「わたしは未来」を日中両国語で合唱するなど、音楽を学ぶ学生同士の、言葉や国の壁を超えた交流をすることができた。

 

 

北海道にて、さまざまな日本の魅力に触れる

一行は北海道に移動し、札幌コンサートホールKitaraを訪問した。札幌市では国際教育音楽祭PMFが開催されており、その一環である、ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブルによる金管楽器クリニックを参観し、一流の音楽家が札幌市内の中学生に指導する様子を見学した。また大ホールと小ホールにて演奏を披露し、ホールの柔らかい響きを体感したほか、Kitaraに関する説明を聞き、札幌市の職員から、歓迎の言葉と共に資料を手渡されるなど、温かく迎えられた。翌日、札幌芸術の森にて、PMF2014オープニング・セレモニー&コンサートを参観し、音楽の国際的な現場の雰囲気を感じ取った団員は、素晴らしい演奏を真剣な様子で聞いていた。

 北海道大学合唱団との交流では、日中双方から演奏が披露された後、グループごとにキャンパスを散策しながらコミュニケーションをとり、音楽での交流に加えて、日本の学生生活に触れることができた。北翔大学では、YOSAKOIソーランサークル友和のメンバーからレクチャーを受け、演舞に挑戦した。日本の祭りの雰囲気に満ちたデモンストレーションを鑑賞した団員は、熱心に練習して情熱的な踊りを披露し、会場に大きな拍手が何度も沸き起こった。

 札幌市では、これらのプログラムのほか、札幌市中央卸売場外市場や羊ヶ丘展望台を訪れ、北海道の特色ある風景や文化など、さまざまな日本の魅力に触れることができた。

このほか一行は、東京にて国会議事堂や皇居二重橋、新宿御苑、浅草寺、秋葉原、お台場を訪れ、日本の社会や文化、歴史、クールジャパンなどについて理解を深めた。

8日間の充実した日程のなか、行く先々で歌声が響き、団員は音楽を通じて交流し、日本の文化や社会について見聞を広め、日本に対する理解や関心を高めるきっかけとなったようだった。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

 

ページトップへ