「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第10陣

 6月5日から6月12日までの日程で、「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第10陣(団長=朱丹・中国日本友好協会 副秘書長)計128名が来日した。本団は、北京市・天津市・河北省・山東省の4地域の日本語を学ぶ大学生・大学院生で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京と大阪にて大学を訪問し日本の学生と交流したほか、ホームステイやクールジャパンに関するセミナー、和歌山県によるブリーフ、日本の社会・文化・歴史に関する視察など、多彩なプログラムに参加した。

 

東京・大阪・和歌山・京都にて、さまざまな角度から日本に触れる

 東京では原田信男 国士舘大学教授より、「和食と日本文化-料理における中国と日本-」をテーマにセミナーを行った。中国でも和食の人気が高まっていることもあり、日本食文化の特徴や成立までの過程に関する話を、団員は熱心に聞いていた。

 大学交流は上智大学と大阪大学を訪問した。上智大学では同学の国際交流に関する講義に続き、グループに分かれて交流した。自己紹介・他己紹介をした後、専攻や大学生活、将来のことや両国で流行のポップカルチャーなど自由に話し合った。交流後は同学学生の案内のもとキャンパスツアーを行い、日本の大学の雰囲気を楽しんだ。

 大阪大学吹田キャンパスでは、被災地の国際比較研究に関する講義や同学中国人留学生の研究テーマに関する発表を聞いた後、グループに分かれて同学学生と交流した。日中の文化の違いや互いの国の印象、アルバイトや大学生活、趣味・興味のあることなど、和気あいあいと語り合い、最後に各グループの交流内容を舞台上で団員が発表し、全員で交流成果を共有した。

 また、和歌山県ブリーフでは、和歌山県世界遺産保護センターの辻林浩センター長より、「世界遺産保護の取り組みについて」をテーマに、和歌山県内にある世界遺産・紀伊山地の霊場と参詣道の具体的な保護活動や世界遺産保護に関する次世代育成事業などについて話を聞いた。団員からは、世界遺産保護における課題、他国・地域との世界遺産に関わる協力関係、保護と観光業との両立など、多くの質問があがった。

 さらに、和歌山県白浜町日置川地区の農家宅でホームステイを行った。団員は各家庭にて、一緒に食事を作るなど家族の一員として手伝いをしたり、川辺に蛍を見に行ったり、温泉に入ったり、それぞれがホストファミリーと楽しい時間を過ごしたようだった。別れの際は笑顔と涙を交えながら、ホストファミリー一人一人と握手と言葉を交わした。

 

 その他、東京では国会議事堂・皇居二重橋・東京タワー、京都では世界遺産の金閣寺・天龍寺や嵐山の周恩来総理記念碑を参観するとともに、京友禅染めを体験した。また、大阪では造幣局で日本の硬貨の製造過程について学び、大阪城を参観し、和歌山では円月島・千畳敷・三段壁といった海辺の景色を楽しむなど、日本の社会・文化・歴史・自然に触れた。

 8日間の多彩な活動を通じて、団員は日本に対する理解や関心をより一層高め、日本を身近に感じる経験となったようだった。

 

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