「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第17陣

 2014年12月2日から12月9日までの日程で、中国大学生訪日団第17陣(団長=朱丹 中国日本友好協会・副秘書長)が来日した。本団は、中国で剣道とバドミントンを行っている学生で構成された計89名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 代表団は、今回の訪問で日本の大学生とのスポーツ交流、オリンピックをテーマとしたセミナー、プロスポーツリーグの観戦などスポーツに関連した活動のほか、日本の企業や「クールジャパン」を体感できる施設を視察し、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

日本の大学生とスポーツ交流、ともに汗を流し友好を深める

 関東では剣道は中央大学、バドミントンは東海大学に分かれて訪問し、京都ではどちらも同志社大学を訪問し、それぞれスポーツ交流を実施した。

 剣道の一行57名は、中央大学では、豊かな自然に囲まれたキャンパスを見学した後、総勢100名による日中合同稽古を行った。神棚への一礼の後、かかり稽古、追い込み稽古を通じて、団員も普段の練習で日本語を使っていることもあり、通訳を介さずとも日本の学生と心を通わせ、剣道の精神を感じることができたようだった。

 同志社大学では、日本側がOBも含め総勢150名が参加し、上級者は真剣な稽古、また、剣道を始めて間もない団員には、初心者コースを開設してくれた。剣道の基本から丁寧に指導してくれ、団員は剣道によって培われた日本の学生の忍耐強さや剣道にかける情熱を肌で感じたようだった。

 バドミントンの一行32名は、東海大学では、武道館や低圧室など体育施設を中心にキャンパスを見学した後、バドミントン交流を行った。日中対抗戦のほか、日中混合でダブルス戦を行い、ポイントが決まるとハイタッチをしたり、お互いのプレーを褒め合ったりとすぐに打ち解け、コートは日中大学生の笑顔と歓声で溢れていた。

 同志社大学では、日中混合ダブルスのほか、代表選手によるフルゲーム、大人数でラリーを続けるゲームを行うと大声援が巻き起こり、大変盛り上がった。コートの外では、床に座って辞書や携帯アプリなど使って交流する姿が見られた。全ての大学において温かい歓迎を受け、団員たちはとても感激していたようだった。

 団員からは、各大学での交流を通じ、「日本人の礼儀と他人を重んじる心に感動した」「経験年数に差があっても、日本の大学生が忍耐強く指導してくれ、剣道の“交剣知愛”の精神を実感した」「日本は部活動など体育・スポーツ活動が充実しており、個々の特徴に合わせた教育は学ぶべきところが多い」「スポーツを通じて、日本の大学生と深い友情を築くことができた」などの感想が聞かれた。日本の学生とともに汗を流し、友情を深めたことで、今回の交流を通じて日本に対する印象が変わったという声が多く聞かれた。

 

 そのほか一行は、東京と神奈川で国会議事堂、皇居二重橋、浅草寺をはじめ、江戸東京たてもの園、藤子・F・不二雄ミュージアム、川崎市立古民家園での参観を通じクールジャパンを実感したほか、京都では嵐山、金閣寺、平等院を訪問、友禅染めを体験し、地域特有の文化・歴史に触れた。兵庫では、カワサキワールドとアシックススポーツミュージアム、滋賀では比叡山・延暦寺と琵琶湖博物館を参観し、また大津でVリーグを観戦した。8日間の充実した日程のなかで、スポーツ交流以外でも、日本の文化や社会について見聞を広め、日本に対する理解や関心を高めるきっかけとなったようだった。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

 

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