「JENESYS2.0」第十九回中国教育関係者代表団

 2014年12月2日から12月7日までの6日間、第十九回中国教育関係者代表団一行63名(団長=王占起 中国日本友好協会政治交流部・部長)が来日した。本団は、北京市の小・中・高等学校の教員並びに教育関係者で構成され、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 代表団は、東京、千葉、大阪、京都にて、各種教育機関など専門分野に関する訪問・視察を通して、日本の教育関係者と交流したほか、世界遺産などの参観、日本文化体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

日本の教育制度、各校の特色ある教育実情を理解

 代表団は、東京で品川区立小中一貫校豊葉の杜学園を訪問した。学校概要説明では、小中一貫校の特色ある教育理念に多くの団員が共感、感動したほか、かわいい低学年児童による合唱・踊りなどのパフォーマンスで歓迎された。また文部科学省より、日本の学習指導要領や授業カリキュラム、グローバルリーダー育成に資する教育に関する講義を受けた。団員からは教学の評価、生徒の評価方法、スーパーグローバルハイスクール制度やそれに伴う英語教育に関する質問が多く出された。千葉では渋谷教育学園幕張中学校・高等学校を訪問し、グループに分かれて授業・施設を見学した。教職員との懇談では、私立中高一貫校の特色ある取り組みや、国際教育に重点を置いた学習などについて説明を受け、活発に意見交換が行われた。

 大阪では、大阪教育大学附属高等学校平野校舎を訪れ、同大学附属平野中学校を含めた国立大学附属高校・中学の教育概要について紹介を受けた。また大阪府教育委員会との懇談会に参加し、日本全体の教育事情、大阪府の教育方針、問題点・課題点に対する取り組みなどについて説明を受けた後、それぞれの教育事情について意見を交換した。

 各種教育機関の訪問・視察、関係者との交流を通じて、団員は日本の教育制度について理解を深めた。

 

歴史文化や自然など、日本の魅力に触れる

 そのほか一行は、東京にてパナソニックセンター東京や浅草寺を視察・参観した。京都では周恩来詩碑のある嵐山や、世界遺産の金閣寺を参観、日本の伝統文化である友禅染めも体験、大阪では大阪城を参観した。多彩な活動を通じて日本の文化、歴史、自然に親しみ、さまざまなクールジャパンに触れることができた。

 団員からは、「日本の教育現場で実践されているさまざまな取り組みについて大いに啓発を受けた。今回の訪問で、学んだこと、体験を、まわりの教職員と共有し、自身の教育現場で実践してきたい」「日本の教育理念や、責任感を持って教育に取り組んでいる先生方の姿が印象に残った」「青年教師の一人として、自身の目で見た本当の日本を子どもたちに伝え、日中友好に貢献したい」など思い思いの感想が聞かれた。6日間の訪日活動を通し、それぞれが今回の訪日で得た成果を今後の職務や生活に生かしていこうと強く意識する貴重な機会となった。

日程表 参加者の感想

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