「JENESYS2.0」香港高校生訪日団第2陣

2月8日から2月16日までの9日間、香港高校生訪日団第2陣 (団長=鐘呂傍 楽道中学 校長)が来日した。本団は、香港の63校から選抜された高校生と引率の計71名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は2分団に分かれ、第1分団は愛知県、第2分団は長崎県を訪問し、学校交流やホームステイを行い、日本の高校生や一般市民との友好交流と相互理解を深めたほか、両県及び東京都、大阪府にて、大学訪問、地方自治体によるブリーフのほか、「クールジャパン」をテーマにさまざまなプログラムに参加し、政治・歴史・文化・社会・科学技術・環境・防災に関する包括的な対日理解を深めた。

 

日本の科学技術・ロボット技術について学ぶ

 訪日団は、東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学中村仁彦教授より「人間のパートナーとしてのロボット」というテーマでセミナーを受けた。講師は冒頭で鉄腕アトムを例に挙げ、世界のヒューマノイドロボット開発の歴史から、自然災害の多い日本で活躍する極限作業ロボットの研究などを紹介し、高校生がロボットと人間が共存する社会について考えるよい機会となった。質疑応答では「ロボットが人間の感情を理解するようになるか」「ドラえもんのようなロボットが将来現れるか」といった質問が挙がり、関心の高さがうかがえた。セミナーテーマと関連し、東京の日本科学未来館も視察し、アートと科学技術を融合させた企画展を参観したほか、最新の歩行アシストロボットを体験するなど、日本の医療・福祉・災害対策の分野で、広く社会に役立つ先端のロボット技術・科学技術について理解を深めることができた。

 

高校生との交流やホームステイを体験

 訪日団は愛知県内4校と長崎県内1校に分かれて学校交流を行い、各校で熱烈な歓迎を受けた。英会話や調理実習、国語、数学などの授業に参加したり、茶道や書道、太鼓などの日本伝統文化や、福笑いやけん玉など日本のゲームで一緒に遊んだりと多彩なプログラムに参加し、日本高校生と親睦を深めた。交流の場面では、お互いの学生生活や好きなアニメなど同世代共通の話題で盛り上がり、どの学校でも笑顔に溢れていた。学校交流終了後、交流した日本高校生の家庭でホームステイし、ホストファミリーの温かいもてなしを受けた。各家庭で思い出に残る体験をし、別れの場面では、日本の友人、お父さん、お母さんと抱き合い、涙を流しながら名残を惜しんでいた。

 

特色ある地域の魅力を堪能

第1分団は愛知県で「愛知の産業と観光」についてブリーフを受け、徳川美術館や名古屋市港防災センター、トヨタ組立工場の視察などを行い、愛知県ならではの歴史や産業について理解を深めた。第2分団は長崎県で「長崎の観光」と「孫文・梅屋庄吉」をテーマにブリーフを受け、長崎と中国との深い関わりを感じたほか、平和公園とハウステンボスバックヤードの視察を通し、命の尊さと美しい環境を継承し守ることの大切さを理解した。

また、全団合同で東京外国語大学を訪問し、日本文化理解をテーマとした模擬授業や、大学生との交流会、キャンパスツアーに参加し、日本の大学生活を体験する貴重な機会となった。

このほか一行は、皇居、国会議事堂、大阪城等を視察・参観するなど、さまざまなプログラムを通してクールジャパンを体感した。

 

香港高校生からはこれらの交流活動を通じて、「日本の優れた先端技術や環境保護の意識の高さに驚いた」「日本の高校生と夢を語りあえたことが印象深かった」「ホストファミリーが家族の一員として受け入れてくれて、本当に感動した」「日本人の礼儀正しい態度、もてなしの心は素晴らしいと思った」「帰国後、今回の体験を家族や友人に伝え、正しい日本の姿を発信していきたい」など、訪日活動を通じて日本や日本人の新たな面を発見したという声が多く聞かれた。

 

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