「JENESYS2.0」中国大学生訪日団第19陣

 2015年3月10日から3月17日までの日程で、中国大学生訪日団第19陣(団長=王占起 中国日本友好協会 政治交流部 部長)が来日した。本団は、北京市・河北省・浙江省・陝西省で日本語を学ぶ大学生・大学院生で構成された計164名で、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京・京都・奈良にて大学を訪問し日本の学生と交流したほか、ホームステイや日本語に関するセミナー、地方自治体によるブリーフ、日本の社会・文化・歴史に関する視察など、多彩なプログラムに参加した。また、歓迎会では日中両国の代表学生が「日中大学生の友好のアピール」として、日中間の友好関係の構築や日中青少年交流の未来に向けて発言した。

 

東京・京都・奈良にて多方面から日本への理解を深める

 東京では渡部英美 一般財団法人NHK放送研修センター執行役員/日本語センター副センター長より、「日本語の話しことば表現」をテーマに、授業形式のセミナーを行った。相手に分かりやすく伝える観点から、話す内容をどのように整理し、要点をまとめるかということを中心に、実践的な指導を受けた。団員は、出題された課題に対して積極的に発言し、活気ある授業となった。

 大学訪問は、東京では日本大学文理学部と法政大学、京都では京都外国語大学、奈良では天理大学を訪問した。日本大学文理学部では、団員はグループに分かれて日本大学生にキャンパスを案内してもらい、続いてグループ交流を行った。法政大学では、日本の経営手法に関する模擬授業を受けた後、グループに分かれて日本大学生と自由にコミュニケーションを図った。京都外国語大学では、難解な日本語や日本文化についての模擬授業を受け、団員は熱心に耳を傾けた。天理大学では雅楽部との交流を行い、日本大学生のレクチャーのもと各種楽器の演奏を練習した後、合奏を行った。各大学でさまざまプログラムに参加した団員は、日本の大学の雰囲気を味わうとともに、同世代の日本大学生と生き生きと交流し、友情の輪を広げた。

 また、京都府および奈良県より、世界遺産に関するブリーフを受けた。各地域の世界遺産の魅力について紹介を受けるとともに、世界遺産の保護活動について理解を深めた。

 さらに、奈良県明日香村にてホームステイを行った。団員は2~3人ずつ55家庭に分かれて温かく迎えられ、近所を散策して明日香村の自然に触れたり、夕食でたこ焼きやお好み焼きを一緒に作ったり、一緒に温泉に入ったりと、各家庭で楽しいひと時を過ごした。村を離れる際は、握手を交わし、抱き合いながら再会を約束していた。

 

 そのほか、東京では浅草・皇居二重橋、京都では清水寺・金閣寺、奈良では薬師寺・唐招提寺・東大寺を参観するとともに、友禅染や手織り体験を行った。また、都内の清掃工場を視察し、日本の環境保護に関する取り組みについて学んだ。

 8日間の多彩な活動を通じて、団員は日本に対する理解や関心をより一層高め、日本を身近に感じる経験となった。

 

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