「JENESYS2.0」2015年度中国高校生訪日団第1陣

 2015年6月16日から6月24日までの9日間、2015年度 中国高校生訪日団第1陣(総団長=陳俊傑 内蒙古自治区教育庁 高等教育処処長)が来日した。本団は、内蒙古自治区・江蘇省・吉林省・湖南省から選抜された高校生と引率の計200名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京都をはじめ、千葉県・滋賀県・京都府・大阪府を訪問し、「クールジャパン」を含め、さまざまな分野における日本の魅力・強みを体感したほか、高校や大学の訪問・日本大学生との交流を通じて、同世代の青少年同士の友好交流と相互理解を深めた。

 

水問題をメインに環境保護・省エネルギーについて多角的に学ぶ

 訪日団は、水ジャーナリスト、アクアスフィア代表の橋本淳司氏より、「水から考える持続可能なまちづくり」というテーマで講義を受けた。講義では、日本国内・海外での水の環境保全に関する具体的な活動などについて話を聞いた。また、滋賀県では琵琶湖博物館を視察し、行政・市民が一体となった琵琶湖の環境保全の取り組みに関するレクチャーを受けた後、館内の展示を視察し、琵琶湖の豊かな水環境について理解を深めた。水問題は中国でも深刻な問題であり、高校生たちは、普段何気なく使用している水の大切さを学び、身近な生活の中で何ができるのか、節水意識を持つことの重要性について深く考えるよい機会となった。

 

同世代の青少年同士、親睦を深める

 中国高校生は、前半は東京都と千葉県の高校5校、後半は大阪府の高校6校を訪問し、各校で温かい歓迎を受けた。英語・音楽・美術・体育・調理実習・実験など、さまざまな授業に参加したほか、柔道・剣道・書道・茶道・卓球・バスケットボールなどの部活動も体験した。交流会では日中両国高校生でパフォーマンスを披露したり、お茶やお菓子を食べながらざっくばらんに懇談するなど、多彩なプログラムに参加した。高校生たちは、お互いの学校生活の違いに驚いたり、英語や筆談、ジェスチャーのほか、スマートフォンを活用して同世代共通の話題で盛り上がり、各校で楽しいひと時を過ごした。

 また早稲田大学と慶應義塾大学の訪問では、歴史ある大学の概要や中国人留学生の体験談を聞くなどした後に、キャンパスを見学し、日本の大学の学術的な雰囲気を体感した。さらに京都府では、京都外国語大学で中国語を専攻する大学生や中国人留学生とともに嵐山を訪ね、周恩来総理の詩碑や風情ある竹林を散策、続く昼食交流会では食事をしながら語らい、青少年同士の親睦を深めた。

 

 そのほか一行は、東京都ではパナソニックセンター東京・TNM&TOPPANミュージアムシアター・浅草寺・皇居二重橋、滋賀県では比叡山延暦寺、京都府では金閣寺・平安神宮を参観した。日本文化体験として和風温泉旅館にも宿泊し、着物の着付け体験や日本舞踊に関するレクチャーを受け、扇子を使った優雅な『祇園小唄』の踊りにも挑戦した。これらさまざまプログラムを通して、日本の歴史・文化・自然や最先端技術など、クールジャパンを体感し包括的な日本理解に努めた。

 

 中国高校生からは、「初めて同世代の日本人と交流したが趣味や将来の夢など、共通していることがたくさんあった」「中国でも深刻な水問題について考えるきっかけになった」「日本企業の技術力の高さや、伝統文化の継承は中国も見習うべきだと思う」「日本の高校や訪問先の方々が温かく接してくれて嬉しかった」「将来は日中関係に貢献できるような仕事に就きたい」など思い思いの感想が聞かれた。

 

日程表 参加者の感想

 

 

 

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