「JENESYS2.0」中国建築設計研究院訪日代表団

 2015年4月8日から4月15日までの日程で、「JENESYS2.0」中国建築設計研究院訪日代表団(団長=鄒湘海・中国建築設計研究院 深圳華森建築工程設計顧問有限公司 本部 副総経理)計30名が来日した。本団は、中国建築設計研究院に所属する青年で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘された。

 代表団は、東京、京都、滋賀、大阪にて日本の耐震建築、住宅産業に関する訪問・視察を行い、住宅・建築関係者や行政関係者と交流したほか、地方都市や世界遺産などの参観、日本文化体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

日本の住宅・建築に関する訪問・視察

 

 東京では国土交通省を訪問し、団員代表が「中国における日本の建築技術の応用・活用」をテーマに自身の抱負や日本の建築技術への期待を発表した。林田康孝住宅局住宅生産課長が一行を出迎え、政府の実施する建築・住宅分野の取り組みを紹介し、担当職員が団員の発表にもコメントした。東京駅周辺再開発現場視察では、実際に開発・建築に携わった(株)日建設計社員よりプロジェクトが紹介され、担当者の案内で再開発現場を徒歩で視察した。(株)日建設計本社にも訪問し、会社概要や省エネルギーに関する取り組みについて紹介を受けた。また、三菱地所レジデンス(株)が開発する新築分譲マンションのモデルルーム視察では、マンションの免震構造の体験も行った。パナソニック(株)では二つのショウルームを視察し、ハイテクを駆使した未来の住宅について説明を受けた他、最新の住宅設備を見学した。団員からは、太陽光発電や建物の耐震構造、最新の住宅設備に関する質問が多く挙がった。

 大阪では、積水ハウス(株)を訪問し、会社概要や同社の海外展開、大阪駅周辺再開発について紹介を受けたほか、大阪駅周辺の高層ビルを視察しながら、開発・建築状況について説明を受けた。団員は、どの訪問先でも温かく迎えられ、日本の住宅・建築分野の関係者と有意義な視察・交流ができた。

 

日本の多様な魅力を感じる

 

 一行は、東京で浅草や皇居・二重橋を参観したほか、各地で日本の多様な魅力を感じた。京都で、世界遺産である清水寺や金閣寺、二条城、伏見稲荷大社を参観し、大阪では大阪城を見学した。和風旅館での温泉体験や商業施設視察などを通じて、庶民の生活や日本文化を体験することもできた。また大阪市・八尾市・松原市環境施設組合舞洲工場と大阪市立阿倍野防災センターの視察では、日本の環境・防災教育についても学び、団員はさまざまな日本の魅力を十分満喫したようだ。

 

 8日間の充実した日程のなか、団員は専門分野だけでなく、社会や文化についても理解を深めることができた。団員からは、日本の建築分野で働く人々のプロ意識や、日本人が建築する上で人を第一に考えている点に感銘を受けたとの声が聞かれ、知識や技術だけでなく精神面での収穫も大きかったようだ。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

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