「JENESYS2.0」中国公務員・経済界青年代表団

 8月4日から8月8日までの日程で、中国公務員・経済界青年代表団(団長=王秀雲 中国日本友好協会 副会長)計64名が来日した。本団は、中国北京市の公務員・経済界の2分野の青年で構成され、外務省が推進する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 代表団は、東京・京都にて、官庁・企業など各分野に関連する訪問・視察を行ったほか、防災施設・環境施設の視察や世界遺産参観など、包括的な対日理解を深めるためのさまざまなプログラムに参加した。

 

各専門分野における多彩なプログラムを実施

 公務員分団は、東京臨海広域防災公園を視察し、日本における防災への意識や対策について理解を深めた。その後、東京都庁を訪れ、前田信弘副知事を表敬訪問した。前田副知事は「大事なのは若い世代の交流。日中間および東京都と北京市の理解促進に協力してほしい」と述べ、それに対し王秀雲団長も「日中関係は回復しつつある。これからも東京と北京の懸け橋になりたい」と述べ、友好都市である東京と北京の協力関係を確認した。また、東京都環境局よりスマートエネルギーに関するブリーフを受け、東京都が目指す環境と調和した都市づくりについて学んだ。

 京都では京都市上京区役所を訪問し、区役所の業務について説明を受け、所内を見学し、市民に対するサービスについて理解を深めた。

 

 経済分団は、東京で株式会社三菱総合研究所を訪れ、3つのテーマでブリーフを受けたほか、グループに分かれて質疑応答と意見交換を行い、日本経済の歴史や現状、直面している課題やその解決策などについて学んだ。また、森ビル株式会社を訪れ、再開発事業における環境配慮に関するブリーフと施設見学を通じ、大都市でのエネルギーの効率的な利用や緑化計画などについて理解を深めた。

 京都では株式会社島津製作所の本社・三条工場を訪問し、会社概要の紹介を受けたほか、ショールームや分析機器の組み立ての現場を視察し、日本の最先端科学技術の開発や管理・販売、その背景にある日本の企業文化と理念について理解を深めた。

 

 そのほか、皇居二重橋や京都の世界遺産である下鴨神社・二条城・清水寺の参観や、有明清掃工場の視察を行うなど、日本の社会・文化・歴史・環境について触れた。

 

 団員からは、勉強になったこととして、日本の行政・公共サービスが豊富できめ細やかである点、日本の企業が自社の利益だけでなく環境保護や社会貢献を重視している点などが挙げられた。また専門分野以外では、日本人の仕事に対する真摯な姿勢や礼儀正しさ、交通の安全性と利便性、街並みの美しさや清潔さなども印象に残ったという声が聞かれた。5日間の多彩な活動を通じて、団員は専門分野の交流とともに、日本に対する理解や関心をより一層高め、日本を身近に感じる経験となったようだった。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

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