中国高校生友好交流大使500人訪日団第1陣

 2015年11月1日から11月7日までの7日間、中国高校生友好交流大使500人訪日団第1陣(団長=陳昌偉 海南省教育庁 副巡視員)が来日した。本事業は、2015年5月に二階俊博・自民党総務会長が率いた3,000人の「日中観光文化交流団」の訪中を契機として実施が決まった。第1陣から3陣まで中国高校生500名を招聘する計画で、本団はその第1陣として、海南省と大連市の1省1市から選抜された高校生と引率の計99名を招聘した。

 訪日団は、東京では安倍総理への表敬訪問、国会議員への報告会、中華人民共和国駐日本国大使館での昼食会という貴重な体験をしたほか、第1分団は和歌山県、第2分団は山梨県を訪問し、高等学校訪問、訪日記念植樹、ホームステイまたはホームビジット等の交流プログラムを通し、同世代を中心とした青少年同士の友好交流と相互理解を深めた。

 

高校生との交流やホームステイを体験

 両分団はそれぞれ受け入れ自治体の和歌山県と山梨県富士吉田市の協力により、地方日程を実施した。

 第1分団は和歌山県立日高高等学校で学校交流を行い、高校生アジア・オセアニアフォーラムに参加し「津波」をテーマにした発表を聞いたり、交流会では、お茶やお菓子を食べながらざっくばらんに懇談した。また、印南町の一般家庭で2泊のホームステイを実施し、ホストファミリーの温かいもてなしを受け、別れの場面では、涙に言葉を詰まらせながら感謝と再会への希望を伝える姿が見られた。

 第2分団は山梨県立吉田高等学校で学校交流を行い、英語の授業に参加したほか、弓道・剣道・書道・茶道・卓球などの部活動も体験した。高校生たちは、お互いの学校生活の違いに驚いたり、英語や筆談で同世代共通の話題で盛り上がり、楽しいひと時を過ごした。また、富士吉田市の一般家庭でホームビジットを実施し、日本の一般家庭の雰囲気を味わった。

 また、両校で訪日記念植樹を行い、今回植えた木が育つのと同じように、日中両国間の友情も大きく育って欲しいと日本の高校生と一緒に願いを込めた。

 

 そのほか、和歌山県では紀三井寺、湯浅町重要伝統的建造物群保存地区、稲むらの火の館、道成寺、南方熊楠記念館、千畳敷、三段壁を、山梨県では北口本宮冨士浅間神社、ふじさんミュージアム、忍野八海、富士山五合目、山梨県立リニア見学センター、㈱桔梗屋工場を参観した。日本文化体験として和風温泉旅館にも宿泊し、東京都では浅草寺・東京タワー・日本科学未来館を参観した。これらさまざまプログラムを通して、日本の歴史・文化・自然や最先端技術など、クールジャパンを体感し包括的な日本理解に努めた。

 

 中国高校生からは、「初めて同世代の日本人と交流したが趣味や将来の夢など、共通していることがたくさんあった」「言葉の壁があっても友情に国境はないのだと心から感じた」「いつかホストファミリー、植えた木に会いに日本に戻ってきたい」「美しい景色、日本の風土や人情を感じ、日本人の温かい国民性について更に理解を深めることができた」「日本の高校や訪問先の方々が温かく接してくれて嬉しかった」「将来は日中関係に貢献できるような仕事に就きたい」などという声が聞かれ、それぞれが日中友好の使者として担う役割を強く意識する貴重な機会となった。

 

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