「JENESYS2.0」香港高校生訪日団第3陣

 12月15日から12月23日までの日程で、香港高校生訪日団第3陣(団長=郭民亮 仏教葉紀南紀念中学 校長)が来日した。本団は、香港の63校から選抜された高校生と引率の計71名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は2分団に分かれ、第1分団は広島県・大阪府、第2分団は広島県・神奈川県を訪問し学校交流を行い、日本の高校生や一般市民との友好交流と相互理解を深めたほか、上記府県と東京都で、大学訪問、環境・防災施設の視察等、「クールジャパン」をテーマにさまざまなプログラムに参加し、政治・歴史・文化・社会・科学技術・環境・防災に関する包括的な対日理解を深めた。

 

東京では大学訪問、宇宙に関するセミナーを実施

 東京では全分団合同で桜美林大学を訪問し、大学の概要紹介を受けたほか、キャンパスツアーや学生との交流会に参加し、日本の大学生活に触れる貴重な機会となった。

 また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)広報部特任担当役の柳川孝二氏より、JAXAの宇宙開発利用と有人宇宙活動についての講義を聞いた。風船を用いて地球と月の距離を伝えたり、動画を交えて宇宙での活動の様子を伝えたりするなど、遠い宇宙を身近に感じられるような説明に、高校生たちは熱心に聞き入っていた。団員からは、尿を飲用水にする技術や、宇宙ステーションで食べきれなかった物やゴミの処理方法についてなど、たくさんの質問が挙がった。

 

高校生と交流、親睦を深める

 訪日団は広島県、大阪府、神奈川県の4つの高校で学校交流を実施し、各校で熱烈な歓迎を受けた。英語や体育、美術、家庭科などの授業に参加したほか、餅つき・茶道の体験、伝統的な遊びや楽器の紹介など日本の文化に触れるプログラムや、多彩な部活動への参加などを通して日本の高校生活を体験するとともに、日本の生徒と親睦を深めた。交流の場面では、お互いの学生生活や好きなアニメなど同世代共通の話題で盛り上がり、どの学校でも笑顔に溢れていた。

 

 そのほか、第1分団は広島市中工場、大阪市立阿倍野防災センター、第2分団はエフピコ愛パック(株)福山選別センター、本所防災館を見学し、日本の環境保護や防災、企業の障がい者雇用の取り組みなどについて理解を深めた。広島平和記念公園では園内の参観のほか原爆の被爆体験者の講話を聞き、平和について改めて考える機会となった。また、宮島では世界遺産の厳島神社を見学した。

 香港高校生からは、「学校交流では、授業や会話、レクリエーションを通して日港の生徒同士の友情を深められただけでなく、清掃や部活動への参加など初めて体験したことも多く、非常に印象に残った」「被爆の体験を聞いて、平和の大切さを痛感し、広島のような悲劇を繰り返してはいけないと感じた」「日本人の真面目さや環境保護意識の高さ、文化を大切にする姿勢を、香港の友人たちにもぜひ伝えたい」などといった感想が聞かれた。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

ページトップへ