主催展「第一回日本工芸展in上海 高岡漆器2016」を終えて

これまで当会館では中国の文化・美術を日本で紹介して参りましたが、本展で初めて日本の工芸美術を中国で紹介いたしました。記念すべき第一回展は、経済産業大臣指定の伝統的工芸品である高岡漆器を上海美術工芸美術博物館で1014日~1020日の会期で展覧しました。1014日に開幕式と内覧会が行われ、当会館から江田会長、荒井理事長、鄭祥林中国代表理事などが訪中し、上海市政協副主席周漢民氏や片山和之駐上海総領事をはじめとするご来賓約350名をお迎えしました。

展示会場では高岡漆器約70点を展示し、代表的な技法である勇助塗、青貝塗、彫刻塗の制作過程をパネルで紹介しました。また高岡漆器の伝統工芸士である武蔵川義則氏と折橋治樹氏の2名が訪中し、製作実演および来場者による製作体験を行い、中国の方々がより深く高岡漆器について触れられるようにしました。1015日には上海工芸美術職業学院にて武蔵川氏による講演会を行いました。

 

 

来場者は専門家や芸術家、大学教授、学生など専門性の高い方が多く、中でも若年層の来場が目立ちました。皆さん長い時間をかけ鑑賞しており、技術面などに関しても数多くの質問がありました。アンケートでは「日本の美意識が溢れる作品だった」、「現代と古典を融和している」、「精巧な技に驚いた」など殆どが高評価でしたが、会場となった上海工芸美術博物館関係者からも改善点として「会期をもっと長くすべきである」というご意見も頂きました。来場者数は開幕式を含む7日間で約3300人(約470/日)でした。

本展開催にあたり国際交流基金と(公財)東芝国際交流財団から助成金を受け、また伝統工芸高岡漆器協同組合や上海工芸美術博物館をはじめとする日本・中国両国の関係者の皆様から多大なるご支援を頂きました。心より御礼申し上げます。

(文化事業部)

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