「JENESYS2.0」香港・澳門高校生訪日団

 2016年12月13日から12月21日までの9日間、香港・澳門高校生訪日団(香港団団長:戴德正 聖公会鄧肇堅中学 校長、澳門団団長:劉麗妹 化地瑪聖母女子学校 校長)が来日した。本団は、香港と澳門から選抜された高校生と引率の計101名(香港団71名、、澳門団30名)で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 訪日団は、東京都をはじめ、京都府・滋賀県・愛知県・三重県・静岡県を訪問し、「クールジャパン」を含め、さまざまな分野における日本の魅力・強みを体感したほか、高校や大学の訪問・交流やホームステイを通じて、同世代の青少年や一般市民との友好交流と相互理解を深めた。

 

 訪日団は東京で、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部の佐々木隆教授より、「マンガ/アニメから見た日本文化とは」というテーマで講義を受けた。香港・澳門高校生にも日本のマンガ・アニメは人気があり、団員は熱心に話を聞き、質問をした。歓迎会では、東京都立杉並総合高校・吹奏楽部の生徒が参加し、金管楽器五重奏を披露する一方、香港・澳門高校生も合唱や踊りを披露し、歓談時は高校生同士、賑やかに交流した。また、上智大学を訪問し、概要説明やキャンパスツアーを通じて、日本の大学の雰囲気を体感した。

 

高校訪問やホームステイで交流

 高校での学校交流は、前半は京都府・滋賀県・三重県の各1校、後半は愛知県2校・静岡県1校を訪問し、各校で温かい歓迎を受けた。英語・音楽・体育・調理実習・数学等のさまざまな授業に参加したほか、着物着付け体験、茶道体験、歓迎会や交流会、部活動見学等、多彩なプログラムに参加した。香港・澳門と日本の高校生たちは英語・筆談・ジェスチャーを活用し、互いの日常生活や興味のあることなど、同世代共通の話題で盛り上がった。

 また、香港高校生は滋賀県日野町、澳門高校生は奈良県明日香村にてホームステイを行った。食事作り等のお手伝い、餅つき体験、夜空の星を見に行くなど、各家庭でホストファミリーと一緒に思い出深いひと時を過ごした。別れの際は涙ながらに抱き合い、最後まで名残を惜しんでいた。

 

 そのほか一行は、東京都では先端技術館TEPIA、京都府では金閣寺・伏見稲荷大社・清水寺、滋賀県では比叡山延暦寺・近江八幡重要伝統的建造物保存地域・彦根城、愛知ではトヨタ産業技術記念館、奈良では奈良公園・東大寺・奈良国立博物館を参観した。これらを通じて、日本の歴史・文化・自然や最先端技術など、クールジャパンを体感し包括的な日本理解が深まった。

 

 香港・澳門高校生からは、「学校交流では一緒に授業を受け、休み時間に遊び、多くの日本高校生と仲良くなった。言葉の壁は問題にはならなかった」「日本の高校生は苦手なものにも積極的に挑戦し、自分の知識を活かして新しい何かを得ようとする冒険心があることに敬服した」「学校に入ってからは勉強しなさいと言われるばかりで、お手伝いをさせてもらえなかった。今回、日本のお父さん・お母さんと一緒に夕食を作ったり、布団を敷いたりと、久しぶりにお手伝いをすることができ、嬉しかった」など思い思いの感想が聞かれた。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

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