「JENESYS2.0」2016年度中国高校生訪日団第4陣

 2016年12月6日から12月14日までの9日間、2016年度中国高校生訪日団第4陣(団長=劉江義 河北省教育庁 国際合作・交流処副処長)が来日した。本団は、河北省・内蒙古自治区・江蘇省・甘粛省から選抜された高校生と引率の計247名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。Aコース123名を当財団が、Bコース124名を(公社)青年海外協力協会が受け入れ実施した。

 Aコースは河北省と内蒙古自治区の高校生で構成され、東京都をはじめ、4つの分団に分かれて茨城県・福岡県・島根県・神奈川県・京都府を訪問し、「クールジャパン」を含め、さまざまな分野における日本の魅力・強みを体感したほか、高校や大学の訪問・交流を通じて、同世代の青少年同士の友好交流と相互理解を深めた。

 

日本の社会貢献・ボランティアについて多方面から学ぶ

 本団のテーマは社会貢献・ボランティアで、NPO法人グリーンバードの横尾俊成代表より、「ゴミ拾いを通じたまちづくり、社会貢献活動」と題したセミナーを受けた。「どうしたらポイ捨てをする人を減らすことができるか」ということを念頭に置いた同法人の活動概要の紹介を受け、次世代を担う若者のボランティアやまちづくりへの関わり方について考える機会となった。また、中高生の居場所作りとしての役割を果たしている、杉並区立児童青少年センター(ゆう杉並)を訪問した。中高校生が主体となって施設の運営に携わり、さまざまな自主企画を実施しているという説明を聞いた上で施設を見学し、団員は強い興味を示していた。

 

同世代の日本高校生と交流、友情を深める

 訪日のメイン活動の一つとなる学校交流は、茨城県1校、福岡県3校、島根県1校、神奈川県1校、京都府で1校を訪問した。各校とも多彩なプログラムが準備されており、日本高校生と一緒に英語・中国語・数学・化学・体育・書道・音楽等の授業に参加したほか、歓迎会や交流会では、日中の高校生がパフォーマンスを披露したり、学生生活について紹介したりした。最初はお互いに緊張していたが、英語や筆談、ジェスチャーを交えながら交流し、次第に話が弾み、笑顔と笑い声にあふれていた。部活動参加では柔道・剣道などの武芸や茶道・華道・書道の伝統文化等に挑戦したほか、第1・2・4分団はサッカー交流を行うなど、貴重な体験をすることができた。各校で温かい歓迎を受け、同世代の日本高校生と親睦を深め、中国高校生にとって忘れがたいひと時となった。

 また、全団揃って日本大学文理学部を訪問した。大学の概要紹介のほか、日本人学生・中国人留学生との交流会を実施し、日本の大学を体感するとともに、交流を深めることができた。

 

 このほか一行は、分団毎に各地でクールジャパンや世界遺産・歴史・科学技術・政治に関する参観を行った。また、第1・3・4分団は狂言体験、第2分団は紙漉き体験など、各地で日本文化にも触れた。これらさまざまなプログラムや視察・参観を通して、多方面にわたり日本への理解を深めた。

 中国高校生からは、「社会に貢献する組織の作り方や世界の環境保護問題への向き合い方について学んだ」「日本には青少年自身に管理を任せ、自主決定権を持たせるという発想があることを知った」「日本の学校や訪問先の方々が温かく接してくれて嬉しかった」「サッカーの合同練習を通じ、日本高校生と深い友情で結ばれた。サッカーに国境はないと感じた」「日本人の人に迷惑をかけない、他人を思いやる姿勢には敬服した」「帰国後は“本当の日本の姿”を家族や友人に伝えたい」「日中友好の使者として私たちに課せらせた使命を果たすべきだと強く感じた」など思い思いの感想が聞かれた。

 

参加者の感想

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