「JENESYS2.0」2016年度中国青年メディア関係者代表団第2陣

 11月6日から11月13日までの日程で、2016年度中国青年メディア関係者代表団第2陣(団長:文友華 中共中央委員会宣伝部世論情報局 副局長)が来日した。本団は、中国でメディア関係の仕事に携わる青年で構成された計94名で、外務省が実施する「JENESYS2.0」の一環として招聘した。

 代表団は3分団に分かれて東京のほか新潟・青森・岡山を訪問し、分団テーマである「企業」(第1分団)、「教育」(第2分団)、「都市デザイン」(第3分団)を中心に、都内及び地方で関連企業・団体や施設の訪問・視察を行った。また、日本のメディアへの訪問・交流や、街頭での自由取材、テーマに関するブリーフに参加したほか、地方参観、温泉体験など、さまざまなプログラムを通じて包括的な対日理解を深めた。

 

日本のメディア関係者との交流で、共通点や相違点を発見

 第1分団は日本経済新聞社と新潟日報社、第2分団は日本テレビと東奥日報社、第3分団は毎日新聞社とテレビせとうち、山陽新聞社をそれぞれ訪問。各訪問先で関係者との交流や、社内見学が行われた。懇談会では、インターネット事業の展開や、AIの活用、視聴者・購読者獲得のための取り組み等、日中双方の共通点と相違点についても相互理解を深めるとともに、第一線で活躍する者同士忌憚のない意見交換が行われ、有意義な交流ができた。

 

企業、教育、都市デザインをテーマに視察やブリーフ

 東京では、第1分団は三越日本橋本店を訪問し、老舗百貨店の歴史や、事業展開について説明を受けた後、店舗内を視察し、おもてなしのサービスを体験した。第2分団は文京区立千駄木幼稚園とキッザニア東京を訪問し、日本の幼児教育について理解を深めた。第3分団は東京都政策企画局より東京都の都市計画についてブリーフを受けた。また、森ビル株式会社を訪問し、安全で環境・文化に配慮した都市づくりについて視察した。

 分団ごとの地方訪問では、第1分団は新潟県で地場産業の食器製造が有名な燕市を訪問し、株式会社玉川堂、燕市磨き屋一番館、藤次郎株式会社の製造現場を視察した後、燕市観光協会より燕市の産業の歴史についてブリーフを受けた。第2分団は青森県で、青森県教育委員会より青森県の教育の取り組みについてブリーフを受けたほか、キャリア教育推進で文部科学大臣賞を受けた青森県立百石高等学校を訪問し、教職員・生徒と交流した。第3分団は岡山県を訪問し、新エネルギーとして注目されるバイオマス利用による産業都市構想を進める真庭市を訪問し、バイオマスツアーに参加した。

 また、分団ごとにそれぞれ神楽坂通り、青森駅前、倉敷美観地区で、店員や行き交う人々にインタビューを行った。老舗や一般市民が通う店で地元の人々や観光客と触れ合いながら、海外メディアの視点から見た日本の魅力を自由に取材した。

 さらに、皇居や浅草寺、東京タワー等の都内参観のほか、各地方では弥彦神社や青森県立美術館、岡山後楽園の参観などを通じ、さまざまな角度から日本の魅力を満喫した。団員からは、「日中メディアの共通点や相違点、課題などを話し合うことができ、非常に有意義だった」「老舗企業を訪問し、その技術とサービスのレベルの高さに驚いた」「教育が、日本人の勤勉さや、他人を尊重し思いやる心を培う役割を担っていることがわかった」「伝統的建築物を保存し、歴史的・文化的な街の景観づくりに政府や企業が取り組んでいることが理解できた」「日本の自然や文化、人々の友好の心を周りの皆に伝えたい」などの感想が聞かれた。中国の若手メディア関係者が8日間の訪日で感じた日本を、中国各地から発信することが期待される。

 

日程表 参加者の感想 関連報道

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