新時代を担う日中友好の架け橋に

第十四回中国教育関係者代表団

関立彤団長ら代表者が会館表敬

関立彤団長ら代表者が会館表敬

 当財団は、外務省の委託を受け、日中相互理解増進事業として、平成8年度(96年)より毎年、中国の小・中・高等学校の教員並びに教育関係者の招聘事業である「中国教育関係者代表団」を実施している。
 今回で14回目を迎え、同代表団一行39名(団長:関立彤 中日友好協会副秘書長)が、3月9日(火)から3月16日(火)までの日程で来日した。団員は中日友好協会が組織し、北京市、山東省、遼寧省、江蘇省、広東省、四川省、河北省、内モンゴル自治区の1市6省1自治区から派遣された教育現場の最前線で活躍する小・中学校、高校の校長や副校長、教員、教育行政関係者で構成された。

 代表団は東京、千葉、大阪を訪問し、小・中学校、中等教育学校、私立中高一貫校、大学、そして教育委員会への訪問や文部科学省のブリーフィングへの参加を通して、日本の教育事情についての理解と知識を深めると共に、教師や教育関係者、生徒たちと交流し友好を深めることができた。各訪問先では懇談の機会を得、日中の教育関係者がそれぞれの教育実践の現状や課題について、活発な意見交換を行った。

日本の教育概況に関するブリーフィングに参加
 東京では、まず歓迎レセプション、外務省表敬訪問に出席した。9日の歓迎レセプションには、渡邊信之 外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官、張成慶 中華人民共和国駐日本国大使館交流処参事官、高島肇久 株式会社日本国際放送代表取締役社長、雨宮忠 中央大学文学部特任教授らが出席し、賑やかに行われた。10日には代表者が外務省を表敬訪問し、渡邊信之 外務省アジア大洋州局中国・モンゴル課地域調整官と日中関係や中国の教育の現状について懇談した。また同日、文部科学省にて、「初等中等教育の現状と課題について」をテーマに渡邉浩人 文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課企画係長によるブリーフィングに参加した。代表団一行は、国の視点からの日本の教育概況について、見識を深めた。

多様な教育現場を視察し、教職員と交流

校内を視察(東京都立桜修館中等教育学校)

校内を視察(東京都立桜修館中等教育学校)

 来日の最大の目的である教育現場の視察としては、東京3校(豊島区立千登世橋中学校、東京都立桜修館中等教育学校、早稲田大学)、千葉1校(東海大学付属浦安高等学校)、大阪1校(茨木市立郡山小学校)の計5校の教育機関を訪問。授業見学や施設参観をしながら、学校関係者や生徒たちと交流を深めた。
 学校訪問では、それぞれの学校教育の特色等について紹介があり、校内を回りながら授業の様子を見学した。また、教職員との懇談の場では、学校運営や生徒・教員の評価方法など積極的に質疑応答を行った。大阪府教育委員会では、大阪府の教育概況の紹介の後、日中双方の間で有意義な意見交換が行われ、大阪府の最新の教育実践について実感できたようである。

 各校の特色ある教育内容や実りの多い交流プログラム、教職員や生徒たちに熱烈歓迎を受けたことなどは、団員一同に深い印象を残し、帰国後それぞれの職場で、日本の活発な学校生活の様子を伝えたい、との感想が寄せられた。

 また、滞在中には、東京、京都、兵庫、大阪で政治、歴史、文化、経済、防災に関する参観を行い、幅広く日本を理解する機会を得ることができたものと思う。15日に行われた歓送会には、劉占山 中華人民共和国駐大阪総領事館領事も出席し、一行とともに訪日の成功を祝った。

 代表団はすべての交流プログラムを終了し、3月16日に関西国際空港より帰国の途に就いた。当事業の実施にご協力いただいた外務省、文部科学省、東京都教育庁、大阪府教育委員会並びに受入関係機関、学校関係者の皆さまに厚く御礼申し上げたい。

 当財団は今後とも、教育関係者の交流と青少年交流を両輪と考え、双方の交流内容の充実が図れるよう、努力していく所存である。

(総合交流部)

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