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共催展「第4回上海工芸展in日本 上海絨繍画工芸展」を終えて

上海工芸美術博物館、上海工芸美術行業協会と当会館共催の「第4回上海工芸展in日本 上海絨繍画工芸展」が7月18日~24日に開催されました。

開幕式での記念撮影

開幕式での記念撮影

本展では、東洋の手工芸と西洋の芸術が融合し誕生した、100%ウールの毛糸で刺繍を施す手工芸「上海絨繍」の絨繍画を50点展示しました。
開幕式には、上海工芸美術行業協会会長の耿鴻民氏を団長とする10名の代表団が出席し、中国大使館政治部倪健参事官や浜田和幸前参議院議員らを来賓にお迎えしました。
開幕式後は会場内にて絨繍工芸大師の許鳳英氏による絨繍の実演が行われ、来場者が工芸師に質問するなど熱心に参観しました。

制作実演の様子

制作実演の様子

本展で刺繍作品を特別に出品いただいた、刺繍作家の星野真弓氏は、絨繍工芸師が自ら毛糸を染色することや絨繍の刺繍技術の巧妙さに大変感心されていました。
会期中の7月19日には絨繍工芸師2名を講師に招き、絨繍体験のワークショップを開催しました。子供から大人まで15名が参加し、絨繍でパンダの制作に挑戦しました。参加者からは「思っていたより難しかったけれど、とても楽しかった!」等の感想が寄せられました。
本展には7日間で380人が来場し、「初めて絨繍を見たが大変素晴らしかった」などの感想が多く寄せられました。日本ではあまり知られていない絨繍を知ってもらうきっかけを作ることができたという点で非常に有意義な展覧会になりました。本展終了後は、大阪、長崎で巡回展が開催されました。

ワークショップ

ワークショップ

 

(文化事業部)